海外旅行は楽しいですが、現地に到着するまでの長距離フライトは体力的にも負担が大きいですよね。特にエコノミークラスだと、「狭いし眠れないし、とにかく疲れる…」と心配になる方も多いのではないでしょうか?
実は私、これまでに短距離・長距離を合わせて80回以上飛行機に搭乗してきました。
その経験の中で、失敗を繰り返しながら見つけた「私なりの快適に過ごす長距離フライトのコツ」があります。今回は、これから旅に出る皆さんに、そのノウハウをすべてシェアしたいと思います。
1. 座席は「中央ブロックの通路側」が鉄則

皆さんは座席指定をする際、どこを選びますか? 私は以前、景色が見える窓側が好きでした。しかし、何度も長距離フライトを経験するうちに、考えが完全に変わりました。
今、私が迷わず選ぶのは「中央ブロックの通路側(Center Aisle)」です。
もちろん、窓側だとトイレに行きづらいですし、ストレッチもしにくいですよね。そのため、通路側を選ぶ方は多いと思います。ですが、なぜ「窓際のブロックの通路側」ではなく、「中央ブロックの通路側」なのでしょうか?
誰にも邪魔されず、気兼ねなく過ごせる
その理由は明確です。 窓際ブロックの通路側に座ると、奥の人がトイレに立つたびに、自分が席を立って通してあげなければなりません。ぐっすり眠っている時に起こされるのは辛いですよね。
一方で、中央ブロックの通路側なら、気にするのは自分の隣の人だけです。
さらに、ここが重要なポイントです。 中央席(ミドルシート)に座る人は、その反対側の通路側の人と連れである確率が非常に高いのです。そのため、わざわざ私の前を通って通路に出ようとするケースは稀です。つまり、自分が動かなくても良いというメリットがあります。
また、真ん中の席は人気がないため、運が良ければ空席のまま出発することもあります。そうなれば、荷物を置いたり広く使えたりと、快適度がグッと上がりますよ。
2. ネックピローは「あえて持っていかない」
「長距離フライトのコツといえば、ネックピロー(首枕)!」と思っていませんか? 私も昔は必ず持参していました。しかし、今は持っていきません。
なぜなら、単純に荷物になるからです。
最近の長距離路線の機材であれば、ほとんどの座席のヘッドレストに可動式のウィング(羽)が付いています。この両端を内側に折り曲げれば、十分に頭を固定できます。これだけで意外と快適に眠れるのです。
もちろん、空気を入れて膨らませるタイプのネックピローならかさばりません。ですが、私の場合はヘッドレストの機能だけで十分だと感じており、今のところ必要ないかな、と感じています。身軽さは旅の快適さに直結しますからね。
3. 砂漠よりも乾燥する機内!保湿対策は万全に
機内の湿度は10〜20%程度と言われています。これは砂漠よりも乾燥しているレベルです。 何もしないでいると、喉や鼻、肌はカラカラになってしまいます。
そこで、私は以下の3つを必ず実践しています。
- マスクの着用: 自分の吐く息(呼気)をマスク内に閉じ込めることで、喉と鼻の乾燥を防ぎます。
- 点眼薬と点鼻薬: 目の渇きには人工涙液を。鼻の中が痛くなるのを防ぐために、薬効成分のない生理食塩水スプレー(ドライノーズスプレー)を持ち込みます。
- マイボトル(タンブラー): 特にLCCを利用する場合、水が有料なことがあります。空のボトルを持ち込み、保安検査場を通過した後の給水機で水を入れておくと安心です。
タンブラーは、バッグの持ち手などに引っ掛けられるループ付きのものだと、持ち運びやすくて便利ですよ。
4. むくみと血栓を防ぐ!機内での体調管理
長時間座りっぱなしでいると、血液が足に溜まりやすくなります。 足がパンパンにむくむだけでなく、最悪の場合は「エコノミークラス症候群(血栓症)」になるリスクもあります。
そのため、機内では意識してストレッチを行うことが必須です。そして、服装選びも重要な長距離フライトのコツの一つです。
締め付けない服装がベスト
私は血行を妨げないよう、締め付けゼロの、とことんゆるい服装で搭乗します。
- ボトムス: 締め付けのないスウェットやワイドパンツ。
- トップス: 温度調節がしやすい重ね着(半袖Tシャツ + 長袖シャツ + ウィンドブレーカーなど)。
- 足元: ゆったりした靴下と、機内で履き替えるためのスリッパ。
弾性ストッキングの選び方に注意
むくみがひどい方は、着圧ソックス(弾性ストッキング)を用意するのも良いでしょう。 ただし、ここで注意が必要です。市販の着圧ソックス(特に強圧タイプ)だと、逆に締め付けが強すぎて血行を悪くしてしまうことがあります。
おすすめは、「医療用」の弾性ストッキングです。 医療用は適切な圧力がかかるように設計されていますが、強すぎないものを選びましょう。また、フライト中ずっと履いていると苦しくなることがあります。
「少しきついな」と感じたら一度脱いで、また履くなど、こまめに着脱するのがポイントです。
5. 空港のシャワーとラウンジを使い倒す

フライトの疲れを最小限にするために、私は出発前や乗り継ぎの空港でシャワーを浴びるようにしています。
これは単に汗を流して清潔にするためだけではありません。シャワーを浴びることで血行が良くなり、体温調節ができるため、疲労回復にとても効果があるからです。
そのため、機内持ち込み手荷物には、シャワー後に着替えるための新しい下着と靴下を必ず入れています。また、シャンプーなどの洗面用具も小分けにして持参します。
ラウンジやナップゾーンを活用しよう
空港での待ち時間は、体力を温存する大切な時間です。 私はプライオリティ・パス(Priority Pass)が付帯しているクレジットカードを持っているので、毎回ラウンジを利用して食事や休憩を取っています。
もしラウンジが使えない場合でも、空港内には無料で横になれる「ナップゾーン(仮眠エリア)」や「リラックスゾーン」があることが多いです。事前に空港の公式サイトで場所を調べておくだけで、快適度が大きく変わりますよ。
6. アイマスクと耳栓は「自分に合うもの」を
機内で熟睡するためには、光と音を遮断することが欠かせません。 多くの航空会社でアメニティとして配られますが、私はあえて自前のものを用意しています。
なぜなら、アメニティの品質には当たり外れがあるからです。
- アイマスク: 配布されるものはゴムがきつく、耳や頭が痛くなることがあります。
- 耳栓(イヤープラグ): 硬すぎて耳が痛かったり、遮音性が低かったりします。
また、LCCではそもそもアメニティがない場合もあります。 そのため、普段から使い慣れている、着け心地の良いアイマスクと耳栓をポーチに入れておくのが、私なりの長距離フライトのコツです。
まとめ
いかがでしたか? 今回は、私が80回以上のフライト経験から学んだ長距離フライトのコツをご紹介しました。
座席選びや持ち物のちょっとした工夫、そして空港での過ごし方を変えるだけで、エコノミークラスの旅は驚くほど楽になります。 次のご旅行の際は、ぜひこれらのテクニックを試してみてくださいね!
よくある質問 (FAQ)
Q1. 機内でのメイクはどうしていますか?
基本的にはすっぴんで過ごします。長時間メイクをしたままだと肌への負担が大きいうえ、機内の乾燥で肌荒れの原因になります。搭乗前にメイクを落とし、しっかりと保湿をしてからマスクをするのがおすすめです。到着前にトイレで軽くメイクをするか、日焼け止めと眉毛を描く程度に留めています。
Q2. 機内食は全部食べたほうがいいですか?
無理して全部食べる必要はありません。動かない機内では消化機能も落ちています。お腹がいっぱいだと眠りが浅くなることもあるため、私は「腹八分目」を意識しています。もしお腹が空いていなければ、フルーツやヨーグルトだけ食べてメインを断ることもありますよ。
Q3. お酒は飲んでも大丈夫ですか?
機内では気圧の関係で、地上よりもお酒が回りやすくなります。また、アルコールは脱水作用があるため、乾燥した機内では喉の渇きや頭痛を招く原因にもなります。リラックスのために1杯程度なら良いですが、飲み過ぎには十分注意し、同量のお水を必ず飲むようにしましょう。


