飛行機に乗るたびに、ふと心配になることってありませんか?「もし自分の乗る予定の飛行機がオーバーブッキングしていて、乗れなくなってしまったらどうしよう…」と。
幸いなことに、私自身はこれまでオーバーブッキングで搭乗拒否に遭ったことはありません。(そもそも、自分が乗るはずだった便がオーバーブッキングしていたかどうかも分かりませんが…!)それでも私は、飛行機に乗る前、万が一の事態に備えて準備していることがあります。
この記事では、オーバーブッキングによる搭乗拒否のリスクを下げるためにできる準備と、実際に乗れなくなってしまった場合に確認したい対応をまとめます。
オーバーブッキングってそもそも何?
オーバーブッキング(過剰予約)とは、航空会社が乗客の「ノーショー(予約キャンセルの連絡なしに現れないこと)」による空席を防ぐため、実際の座席数よりも多く予約を受け付ける慣行のことです。
しかし、もし全員が空港に現れた場合、一部の乗客は飛行機に乗れなくなってしまいます。もちろん、あふれた乗客を上位クラスへアップグレードしてくれることもあります。それでも座席の調整がしきれない場合に、「搭乗拒否」となってしまうのです。
搭乗拒否のリスクを下げるためにできる準備
まずは、搭乗拒否の対象になるのを事前に防ぐ方法です。これが一番確実な対策になります。

早めのオンラインチェックインで座席を確保
航空会社にもよりますが、出発の24時間前、あるいは2〜3日前にオンライン(モバイル)チェックインが可能になることがあります。
チェックインが可能になったら、できるだけ早めに手続きを済ませておくと安心です。オーバーブッキングが発生した場合でも、早めにチェックインして座席を確認しておくことで、状況を把握しやすくなります。
万が一に備えて「代替便」をリサーチしておく
搭乗拒否になってしまった場合に備えて、あらかじめ代替便を探しておくと安心です。いざという時に、航空会社のカウンターやコールセンターで具体的に相談しやすくなるからです。
韓国や台湾などの短距離路線なら、似た時間帯のフライトが多く、代替便の候補も比較的探しやすい場合があります。一方で、ヨーロッパやアメリカなどの長距離路線は、同じ時間帯のフライトが少なく、翌日以降の便になると予定への影響が大きくなることがあります。
長距離路線の場合、同じアライアンスや提携航空会社の便が振替候補になることもあります。ただし、実際に振替できるかどうかは、航空会社の規定・空席状況・航空券の条件によって変わります。
- 直行便を探す: まずは同じ目的地への直行便を持つ他社がないか探します。
- 経由便を探す: 直行便がなければ、1回乗り継ぎで到着できる航空会社を探します。
【具体例】
例えば、東京からロンドンへ向かう日本航空(JAL)を予約していて搭乗拒否になったとします。この場合、全日本空輸(ANA)やブリティッシュ・エアウェイズのロンドン直行便が候補になるか、航空会社に相談してみる方法があります。ブリティッシュ・エアウェイズはJALと同じワンワールド加盟会社なので、振替候補として検討される可能性があります。ただし、実際に振り替えられるかどうかは、空席状況や航空券の条件、航空会社の判断によって変わります。
直行便の代替が難しい場合に備えて、1回乗り継ぎならどの航空会社が使えるか、どれが時間的ロスが少ないか、いつまでに目的地へ到着する必要があるかを事前に考えておくと、空港で相談しやすくなります。
フライト当日のシチュエーション別対処法
ここからは、フライト当日に空港で直面するかもしれない3つの状況についてです。
ボランティアの募集(自発的な変更 / VDB)
航空会社が、バウチャーや現金などの条件を提示して、次の便に変更してくれるボランティアを探している状況です。日程に余裕がある場合は、提示される条件を確認したうえで判断するとよいです。
チケットに「SBY(スタンバイ)」と印字されている場合
搭乗券は発券されたものの、座席番号がなく「SBY」と書かれている状況です。出発前に座席が確定する場合もありますが、最終的に座席が用意できない場合は、搭乗できない可能性があります。
強制的な搭乗拒否(IDB)
航空会社側の都合で、本人の意思に関係なく搭乗できないケースです。この場合は、振替便・補償・宿泊や食事の扱いについて、航空会社の案内を確認する必要があります。
搭乗拒否になったときに確認したいこと
強制的に搭乗拒否(IDB)されてしまった場合の交渉術です。(LCCなどの格安航空会社は規約上、こういった要求に対して防衛的になりがちですが、だからこそ自分の権利はしっかりと主張しましょう!)
確認1:リサーチ済みの「代替便」を相談する
搭乗できないことが分かった場合は、事前に調べておいた代替便の情報を見せながら、「この便への振替は可能ですか?」と相談してみましょう。
航空会社のスタッフが提案する便を待つだけでなく、自分でも現実的に乗れそうな候補を把握しておくと、相談がしやすくなります。
確認2:ほかの座席クラスも含めて候補を確認する
提案された代替便のエコノミークラスが満席の場合は、プレミアムエコノミーやビジネスクラスを含めて、ほかに案内できる選択肢がないか確認してみましょう。
ただし、上位クラスへの振替が必ず認められるわけではなく、航空会社の判断や空席状況によって対応は変わります。

確認3:日をまたぐ場合は宿泊・交通・食事の扱いを確認する
どうしても当日のフライトが確保できず、翌日以降の便になることもあります。
その場合は、ホテル宿泊費、空港とホテルの移動費、食事バウチャーなどの扱いについて航空会社に確認しましょう。補償の有無や範囲は、航空会社・出発国・欠航や搭乗拒否の理由によって変わる場合があります。
領収書や航空会社からの案内メールは、後で確認できるように保存しておくと安心です。
まとめ
今回は飛行機のオーバーブッキングへの対策と対処法についてまとめました。
早めにオンラインチェックインを済ませておくこと、そして万が一に備えて代替便を事前に調べておくことは、当日慌てないための準備になります。
もし搭乗拒否に遭ってしまった場合も、事前に調べた情報をもとに、振替便・補償・宿泊や食事の扱いについて落ち着いて確認しましょう。
よくある質問 (FAQ)
Q. LCC(格安航空会社)でも、他社便への振り替え(エンドース)はしてもらえますか?
A. LCCの場合、自社便の後続フライトへの振替や払い戻しが主な対応になることがあります。他社便への振替は難しい場合が多いですが、実際の対応は航空会社の規約・航空券の条件・空席状況によって異なります。
LCCを利用する際は、万が一に備えて後続便の有無や払い戻し条件を確認しておくと安心です。
Q. 旅行代理店を通して買った航空券でも、オンラインチェックインはできますか?
A. 基本的には可能なことが多いです。旅行代理店から送られてくる「予約番号(PNR)」や「eチケット番号」を使って、航空会社の公式サイトやアプリからオンラインチェックインできる場合があります。
ただし、航空券の種類や予約経路によっては、航空会社サイトで直接手続きできない場合もあるため、出発前に確認しておくと安心です。
Q. 代替便を相談する際、英語に自信がない場合はどうすればいいですか?
A. 海外の空港などで相談が必要な場合、言葉の壁が心配かもしれません。そんな時は、事前に調べた希望のフライト情報(便名、出発時間、航空会社名)をスマホの画面で見せると伝わりやすくなります。
紙にメモして渡すのも一つの方法です。「I would like to take this flight.(この便に乗りたいです)」のように、希望する便を具体的に伝えてみましょう。
オーバーブッキング・搭乗拒否時の対応を確認するときに参考になる公式サイト
オーバーブッキングや搭乗拒否時の対応は、航空会社・出発国・到着国・航空券の種類・搭乗拒否の理由によって変わる場合があります。
この記事では、旅行前にできる準備と、空港で確認したいポイントをまとめていますが、実際に対応する際は、利用する航空会社や各国当局の公式情報も確認してください。
最終的な振替・補償・宿泊費や食事代の扱いは、航空会社や航空券の条件によって変わります。個人ブログやSNSだけで判断せず、公式情報も確認してから手続きしてください。


