2025年9月上旬にブラジルのサンパウロを旅しました。今回は、サンパウロからリオデジャネイロへ移動する方法を「バス」と「飛行機」の2つにしぼって分かりやすくまとめます。
サンパウロ滞在の前半にプライベートのウォーキングガイドをお願いしたのですが、そのとき「近郊で日帰りできそうな場所」を質問したことがあります。
返ってきた答えは、日帰りでも行けるグアルジャのビーチ、東側の大都市リオデジャネイロ、西側のイグアスの滝。この3つでした。
この中でも、実際にいちばん候補に上がりやすいのがリオデジャネイロ。サンパウロから直線距離で約360kmほどで、感覚としては東京〜名古屋くらいの距離感です。
ただ、交通インフラは日本ほど“きっちり便利”ではないので、リオを日帰りにすると移動だけでかなり消耗します。
ガイドさん曰く、リクライニングがしっかり倒れる夜行バスで移動して、リオを1日観光して、また夜行バスで戻る人も多いとのこと。つまり体感は「2泊1日」みたいなイメージです。
一方で、早朝便で行って夜遅い便で戻る“弾丸フライト派”もいるそうです。
それでここからは、サンパウロ→リオ移動を「バス」「飛行機」に分けて、ポイントと注意点を整理します。
まずは結論:どっちが向いてる?
- 節約しつつ移動時間も休みに変えたい → 夜行バス(寝台系の座席)
- とにかく時間を優先したい/現地滞在を長くしたい → 飛行機
- 荷物が多い/深夜移動が不安 → 飛行機 or 昼行バス(座席グレード高め)
バスで行く(所要:約6〜7時間)

サンパウロ〜リオは長距離バスの選択肢が多く、時間帯も幅広いです。便が多い時間はかなり細かい間隔で出ている印象で、「好きな時間に合わせやすい」のが強み。
座席タイプの目安(ざっくり)
- 普通席:料金重視。リクライニングは最低限
- セミリクライニング:多少ゆったり。夜行でもギリ耐えるタイプ
- フルリクライニング(寝台系):かなり倒れて“横になれる寄り”。夜行に強い
ガイドさんが言っていた「完全に寝て移動する」イメージは、この寝台系(フルリクライニング)だと思います。夜行にするなら、ここはケチらない方が体感が全然違います。
サンパウロ側の出発ターミナルは主に2つ
- Rodoviário do Tietê(チエテ)
- Barra Funda(バーハ・フンダ)
体感としては、チエテ発が圧倒的に多く、バーハ・フンダ発は一部の便のみ、というイメージです。
チエテはメトロ1号線(青)Portuguesa–Tietê駅直結で、バーハ・フンダはメトロ3号線(赤)Palmeiras–Barra Funda駅の大きな交通ハブにあります。
リオ側の到着ターミナル
- Rodoviária Novo Rio(ノヴォ・リオ)に集約されます。
チケットの買い方(オンライン予約も可能)
現地窓口でも買えますが、先に時間と価格を比較しておきたい場合はオンラインが便利です。
私は交通予約プラットフォームのOmioで調べて、出発時刻や座席タイプごとに比較できるのが分かりやすいと感じました。日本語表示があるのも助かります。
- Omioで予約すると、アプリまたはメールにバウチャーが届く
- 乗車時はチケット確認に加えて、実物のパスポート提示を求められることがある(ブラジルの長距離バスはここ大事)
バス移動のコツ(体験的に大事)
- 夜行にするなら寝台系(フルリクライニング)を優先
- 車内が寒いことがあるので薄手の羽織りがあると安心
- 出発ターミナルは大きくて人も多いので、余裕を持って到着(30〜60分目安)
- パスポートはすぐ出せる場所に(ただし盗難対策はしっかり)
飛行機で行く(フライト時間:約1時間)

飛行機は空の移動自体が短く、体力消耗が少ないのが魅力です。
ただし、実際は「空港までの移動+チェックイン+保安検査+到着後の市内移動」も含めて考える必要があります。
サンパウロ側:空港は3つあるけど要注意
サンパウロ周辺の空港は主にこの3つです。
- グアルーリョス国際空港(GRU):国際線も多い“郊外側”の大空港
- コンゴーニャス空港(CGH):市内寄りで国内線中心。アクセスが良い
- ビラコポス空港(VCP):カンピーナス方面で、サンパウロ中心部から遠い
検索するとVCPが一緒に出てくることがありますが、ここは距離感がかなり違います。感覚としては「東京から静岡空港」くらいの離れ方なので、時間勝負の移動だと不利になりがちです。
リオ側:空港は2つ
- サントス・ドゥモン空港(SDU):市内に近く、国内線中心
- ガレオン空港(GIG):市内から離れ気味で、国際線も多い
「市内観光がメイン」なら、SDU到着便の方が動きやすいケースが多いです(便や価格次第ではあります)。
便数が多い路線(いわゆる“ポンチ・アエリア”)
サンパウロ(CGH)〜リオ(SDU)は、ブラジル国内でも特に便数が多い区間として有名です。朝から深夜まで選択肢が多く、混む時間帯はかなり高頻度で飛んでいます。
その分、当日の遅延や変更もあり得るので、乗継がある人は余裕を持った計画が安心です。
飛行機移動のコツ
- 「どの空港発着か」で、体感の移動時間が大きく変わる(CGH/SDUは時短寄り)
- 預け荷物の有無で手続き時間が変わる
- 早朝便・夜遅い便は、市内〜空港アクセス(治安も含めて)を先に確認しておく
バスと飛行機の比較(選び方の目安)
- 費用を抑えたい:バスが有利になりやすい(特に夜行)
- 時間を買いたい:飛行機が有利。ただし“空港込み”の総移動で考える
- 睡眠を取りながら移動したい:寝台系の夜行バスがハマると強い
- 不安が少ないのは:飛行機(ただし空港の場所選びが重要)
まとめ
サンパウロからリオデジャネイロは、距離だけ見ると「東京〜名古屋くらい」でも、実際の移動は日本より一段“移動そのものがイベント”になりやすい印象です。
夜行バスで費用と宿泊をまとめて節約するのもアリだし、空港(CGH/SDUなど)をうまく選んで飛行機で体力温存するのもアリ。
自分の旅のスタイルが「節約優先」か「時間優先」かを先に決めると、サンパウロ→リオ移動はかなり選びやすくなると思います。


