ダハブからシドニーへ!45時間の過酷な移動【6大陸周遊#17】

イスタンブール空港A9ゲート前。シドニー(SYDNEY)行きの案内モニターとA9のゲート表示が写り、搭乗前に並ぶ乗客が見える。 -フライト搭乗記

6つ目の大陸、オセアニアのオーストラリア・シドニーへ向かうお話です。

出発地は、ダイバーの聖地であるエジプトのダハブ。 しかし、この移動は私にとって、過去一番過酷な45時間となりました。

ターキッシュエアラインズのフライトスケジュール

まず、今回搭乗したルートは以下の通りです。 イスタンブールからシドニーまでは直行できないため、給油等のためにクアラルンプールを経由することになります。

  • 9月27日 05:45 シャルム・エル・シェイク発 → 08:35 イスタンブール着 (TK699)
  • (イスタンブールでの乗り継ぎ時間:7時間15分)
  • 9月27日 15:50 イスタンブール発 → 9月28日 07:05 クアラルンプール着 (TK174)
  • 9月28日 08:50 クアラルンプール発 → 19:00 シドニー着 (TK174)

ダハブ最終日、まさかの体調不良

ダハブ最終日となる9月26日。 無事にフリーダイビングのAIDA2ライセンスを取得し、お祝いとしてインストラクターさんと食事に行きました。

楽しい最後の晩餐だったはずですが、その夜から急激な腹痛に襲われてしまったのです。 実は、インストラクターさんも同じ症状でした。 二人が共通して食べたものといえば、バニラアイスクリーム。 どうやら、あのアイスに何か原因があったようです。

ダハブのカフェで食べたアイスクリーム。オレオを添えたクッキー&クリーム風のアイスシェイクが木のテーブルに置かれている。

お腹を抱えながら、その日の23時30分頃にタクシーでシャルム・エル・シェイク空港へ向かいました。 同じ宿の方が深夜3時の便に乗る予定だったため、一緒に移動することにしたのです。

シャルム・エル・シェイク空港での苦悩

空港に到着しましたが、チェックインカウンターが開くまで何度もトイレへ駆け込みました。 さらに、不運は重なるものです。

ターキッシュエアラインズのオンラインチェックインでは、座席がランダムに指定されます。 確認すると、なんと2便とも窓側の座席。 このお腹の状態で、トイレに行きにくい窓側席なんて地獄でしかありません。

カウンターが開いたら、すぐに座席変更をお願いするしかありませんでした。

ちなみに、シャルム・エル・シェイク空港には少し変わった点があります。 チェックインカウンターの直前にもセキュリティ検査があり、カウンターのオープン時間にならないと、そのエリアにさえ入れないのです。

翻訳アプリで必死の交渉

ようやくカウンターが開き、私は翻訳アプリの画面をスタッフに見せました。 「下痢の症状があり、頻繁にトイレに行く必要があるため、通路側の席に変更していただけませんか?」

スタッフの方は同情してくれたようで、イスタンブールまでの便はすぐに通路側に変えてくれました。 しかし、その先のシドニー行きの便については、ここでは変更できないとのこと。 イスタンブール空港で再度交渉する必要がありそうです。

パールラウンジ(Pearl Lounge)へ

座席変更を済ませて制限エリアへ入りました。 体調が悪くても、プライオリティパス(PPカード)があればラウンジには立ち寄ります。 今回利用したのは「パールラウンジ(Pearl Lounge)」です。

深夜ということもあり、利用客はほとんどいませんでした。 もしシャルム・エル・シェイク空港を利用される予定があれば、以前書いた詳細記事も参考にしてください。

👉[シャルム・エル・シェイク空港 パールラウンジ(Pearl Lounge)]

シャルム・エル・シェイク空港のPearl Loungeの軽食コーナー4枚まとめ。冷蔵ケースの果物・ヨーグルト、パンとシリアル、温菜の保温容器、軽食プレートの写真

イスタンブールへのフライトと機内食

イスタンブール行きの機材はA320系列だったと記憶しています。 いつもなら安全のしおり(セーフティカード)をチェックするのですが、今回は腹痛でそれどころではありませんでした。

機内食は一度提供されました。 やはり、サラダには私の苦手なきゅうりが入っています。 体調のせいもあってか、今回の食事はあまり喉を通りませんでした。

シャルム・エル・シェイク空港からイスタンブールへ向かう機内で提供された機内食。トレーの上に温かいメイン料理、パン、サイドと水が並んでいる。

イスタンブール空港でのミッション

イスタンブール空港に到着後、すぐに乗り継ぎデスク(Transfer Desk)へ向かいました。 ここでのミッションは、シドニー行きの座席を通路側に変えてもらうことです。

翻訳アプリを使って、先ほどと同じように事情を説明しました。 すると、すぐに古いチケットを回収し、新しい通路側席のチケットを発券してくれたのです! 本当に助かりました。

この時の具体的な座席変更の手順については、以下の記事で詳しく解説しています。

👉[ターキッシュエアラインズ乗り継ぎ時の座席変更をお願いする方法]

iGAラウンジで休息

薬を購入した後は、プライオリティパスを使ってiGAラウンジへ向かいました。 実は、今回の6大陸周遊チャレンジを通して、このラウンジにはなんと合計6回もお世話になりました。 何度も利用して分かった詳細なレビューは以前の記事にまとめていますので、イスタンブール空港を利用予定の方はぜひチェックしてみてください。

👉[イスタンブール空港 iGA ラウンジ(6回使ってみた感想)]

長距離フライトの前には、やはりシャワーを浴びてリフレッシュしたいですよね。 待ち時間は約7時間。 薬を飲んで少し落ち着きを取り戻し、ラウンジで体を休めながら搭乗時間を待ちました。

いざ、シドニーへ!長距離フライトの始まり

ついに、今回の旅で最も長いフライトが始まりました。 座席は無事に通路側を確保できましたが、ここでまた新たな問題が。

私のすぐ後ろの席に、かなり大柄なおばあちゃんが座っていたのです。 見た目からしてオーストラリアの方でしょうか。 彼女の膝が私の座席の背面に当たっている状態で、リクライニングを倒すことが全くできませんでした。

少しでも倒そうとすると当たってしまうのです。 それでも、通路側なのでトイレには自由に行けます。 今の私にはそれだけで十分でした。

クアラルンプール経由

イスタンブールからクアラルンプールまでは、機内食が2回出ました。 やはりサラダにはきゅうりが入っています。 食事は控えめにし、水分と糖分を補給するために、ひたすらオレンジジュースをお願いしました。

翌朝、クアラルンプールに到着。 もし時間があればラウンジでシャワーを浴びたかったのですが、機内から降りてすぐに再搭乗の準備が始まりました。 そのため、ゲート付近で待機するしかありません。

イスタンブール発シドニー行きのターキッシュエアラインズ便で、経由地クアラルンプール空港に一度降機した後、再搭乗を待つ様子。保安検査エリア付近に乗客が集まっている。

再び同じ座席に戻ると、後ろにはあのおばあちゃんも座っています。 結局、シドニーまでの全区間、リクライニングなしで過ごすことになりました。 クアラルンプールからシドニーまでの機内食は1回、もしくは2回だったと思います。 疲れすぎて写真を撮る余裕もありませんでした。

シドニー到着と厳しい入国審査

ようやくシドニー空港に到着しました。 オーストラリアは入国審査、特に検疫が厳しいことで有名です。

入国審査の際、持っている薬(下痢止め等)について申告しました。 すると、荷物検査のレーンへ回されましたが、そこで改めて「お腹の薬を持っています」と伝えると、中身を詳しく見られることもなく無事に通過できました。 正直に申告することが大切ですね。

食品持ち込みのルール

また、オーストラリアは食品の持ち込み制限も厳しいです。 実は今回の旅の途中、ブラジルでお世話になったガイドさんから「自家焙煎のコーヒー豆」を頂きました。 しかし、オーストラリアへの入国を控えていたため、泣く泣く受け取りをお断りしてしまったのです。

後で調べてみたところ、焙煎済みのコーヒー豆は持ち込み可能だったようです。 もっとしっかり調べておけばよかったと少し後悔しました。

事前のビザ申請(ETA)を忘れずに

日本人がオーストラリアへ観光に行く場合、事前にETA(電子渡航許可)の申請が必要です。 これはアプリから簡単に申請できます。 出発前に必ず済ませておきましょう。

👉[オーストラリア観光ビザETAの申請方法(Australian ETAアプリ)]

オーストラリアETA公式アプリのアイコンと起動画面のスクリーンショットを並べた画像

画像出典:Australian ETA公式アプリ

シドニー市内への移動と宿

シドニー空港は市内中心部へのアクセスが抜群です。 空港の地下から電車(Airport Link)に乗れば、シドニー中央駅(Central Station)まで約20分ほど。

シドニーの公共交通機関は、タッチ決済機能付きのクレジットカード(Wi-Fiのようなマークがあるカード)があれば、切符を買わずにそのまま乗車できます。 とても便利ですね。

シドニーの公共交通機関でコンタクトレス決済が使えることを案内する看板。クレジットカード(Visa・Mastercardなど)をタッチして乗車できるイラストが描かれている。

虫のいないホステル選び

今回の宿は、やはりホステルです。 100万マイル獲得のためには、経費を抑えることが重要ですから。

私が選んだのは、中央駅から徒歩10分ほどの場所にある「Little Drifter Surry Hills」です。 シドニーの安宿は「ゴキブリが出た」というレビューが多いのですが、この宿にはその報告が一件もありませんでした。 これより安い宿はいくつかありましたが、虫のリスクは避けたいところです。

実際に泊まってみてどうだったか、詳細なレビューは以下の記事をご覧ください。

👉[シドニー・セントラル駅近くの ホステル Little Drifter Surry Hills]

45時間の移動を終えて

宿にチェックインして一息ついたとき、ふと計算してみました。 ダハブの宿を出てから、シドニーのベッドに倒れ込むまで。 その時間はなんと、約45時間。

これまで数々の旅をしてきましたが、移動時間としては過去最長記録です。 腹痛との戦いも含め、本当に忘れられない移動となりました。


【FAQ】よくある質問

Q1. オーストラリアに薬を持ち込む際、申告は必要ですか?
A1. はい、医薬品を持っている場合は入国カードで申告することをおすすめします。私は正露丸などの下痢止めを持っていましたが、申告したことでスムーズに通過できました。申告せずに見つかると罰金のリスクがあります。

Q2. イスタンブールからシドニーへのフライトは、ずっと機内に缶詰ですか?
A2. クアラルンプールで一度着陸し、給油と乗客の入れ替えを行います。その際、シドニーまで行く乗客も一度飛行機を降りる必要がありますが、制限エリア外には出られず、ゲート付近での待機となります。