リスボン近郊・シントラ(パス/観光チケット/カボ・ダ・ロカ)

石のレリーフ彫刻を背景に、「リスボン近郊旅行・シントラ/シントラ・パス/観光チケット/ユーラシア最西端カボ・ダ・ロカ」のタイトル文字を重ねたサムネイル ポルトガル

こんにちは、ユカリです。
2022年11月にポルトガルを旅したとき、リスボンから日帰りでシントラと、ユーラシア大陸最西端のカボ・ダ・ロカに行ってきました。
シントラは見どころが多いぶん、移動手段とチケットの買い方を先に押さえるだけで、当日のストレスがかなり減ります。
今回は「1日で回す前提」で、パス(Train&Bus)と現地バス、そして各観光地のチケット購入のコツをまとめます。


リスボンからシントラへ:まずは鉄道で移動

シントラへは、リスボン中心部から電車で行くのが定番です。私もロシオ駅から出発しました。
ロシオ駅は観光客が多いので、朝は少し早めに動くと安心です。


“シントラ・パス”は今だとTrain&Busが分かりやすい

私が当時イメージしていた「シントラ往復+シントラ市内バス」というセットは、現在だとCP(ポルトガル国鉄)とScotturbのTrain&Busが一番近いです。

Train&Busでできること(ざっくり)

  • 1日、電車とバスをまとめて使える
  • 電車:シントラ線・カスカイス線・アザンブージャ線(指定区間)
  • バス:Scotturbの434(ペーナ方面)と435(モンセラット/レガレイラ方面)

「シントラ中心+ペーナ+モンセラット/レガレイラ」をバスで回す人には相性が良いです。

価格(最新)

  • チケット:14€
  • カード代:0.50€(Navegante Ocasional、1年有効)

どこで買う?

Train&Busは、シントラ線の都市近郊サービスの窓口・券売機で購入できます。
私自身はロシオ駅の窓口で買いました。ロシオ駅正面付近からエスカレーターで上がって窓口に行き、係員に「Train&Bus(シントラ)」と言えば通じました。

ここが大事:レシートみたいな紙は捨てない

購入すると、プラスチックカード(Navegante Ocasional)と、レシートっぽい紙(購入控え)を渡されます。
見た目が本当にレシートなので捨てそうになるんですが、バス利用時に確認されることがあるので、当日が終わるまで財布に入れておくのが安全です。

もう1つ注意:同じカードに他の券種を混ぜない

Train&Busを入れたカードには、同じ有効期間が終わるまで他の乗車券を追加しない方がいい、という条件があります。
ややこしくなるので、私は「空のカード」か「新規カード」で運用するのが一番ラクだと思いました。


もしTrain&Busを買い忘れた・紙をなくしたら?

もし「電車だけでシントラに着いちゃった」「紙(控え)をなくした」場合でも、シントラ駅前(駅を出て左側あたり)にバスが集まっているので、そこでScotturbの周遊系チケットを買って回ることはできます。

ただ、当日の混雑具合によっては購入列ができることもあるので、できればリスボン側でTrain&Busを整理してから入るのが、体感としては楽でした。


シントラ観光でよく使うバス路線はこの3つでOK

シントラ観光は、正直この3つだけ覚えておけば回れます。出発位置も基本的にシントラ駅周辺です。

シントラ観光のバス路線図。434・435のルートと、ペーナ宮殿/ムーアの城壁/レガレイラ宮殿/モンセラット宮殿など主要スポットの位置関係

434:ペーナ宮殿・ムーアの城方面(定番ルート)

  • シントラ駅 →(旧市街/国立宮殿周辺)→ ムーアの城 → ペーナ宮殿 →(旧市街)→ シントラ駅

「まずペーナに行きたい」人はほぼこれです。

435:レガレイラ/モンセラット方面

  • シントラ駅 →(旧市街/国立宮殿周辺)→ レガレイラ → モンセラット → シントラ駅

レガレイラへ行くならこのイメージ。

カボ・ダ・ロカ方面:1253(シントラ側)/1624(カスカイス側)

  • シントラ駅 → カボ・ダ・ロカ:1253
  • カスカイス側から動く場合:1624の案内も公式に出ています

同じ停留所に“行先違い”が来ることがあるので、乗る直前に「番号+行先表示」を必ず見てから乗るのが鉄則です。


観光地チケット:現地購入もできるけど、ペーナは事前予約推奨

シントラは現地でもチケットを買えます。
でも、ペーナ宮殿は「宮殿内部への入場が日時指定」で、遅刻すると入れません。なので、私は基本的に事前手配を推します。

ペーナ宮殿(Palácio da Pena):時間指定の“基準”は宮殿の入口

ペーナ宮殿のカラフルな外観(左)と、黄色い回廊のアーチ越しに見えるシントラの森と丘の景色(右)

ここ、勘違いしやすいポイントです。

  • 時間指定になるのは「ペーナ宮殿の内部ルートに入る時間」
  • ペーナ公園(Parque)は、同じチケットでも入園自体は時間に縛られません
  • ただし、公園入口から宮殿入口までの移動に約30分見ておく必要があります

当日は、宮殿入口に「次の入場時間」みたいな表示が出ているので、自分の時間枠を確認して並べばOKです。
逆に言うと、時間前に着いても入れないので、公園内の散策や写真タイムに回すのが気持ち的にも良かったです。

購入先は公式サイトでもOKですし、
公式:https://bilheteira.parquesdesintra.pt/home
反面、日本語対応で決済が楽なKlookでまとめるのもアリです。(旅の手配を“日本語で完結”させたい人向き)


レガレイラ(Quinta da Regaleira):今は入場開始時間のスロットを選ぶ

レガレイラ宮殿の石造りの建物外観(左)と、庭園に立つ円筒形の石塔(右)

私の記憶では「時間指定なしで入れる」イメージだったんですが、現在は仕組みが変わっていて、オンラインでも現地でも“入場開始の時間帯(スロット)”を選ぶ方式になっています。

現地のチケット列が伸びやすい場所なので、並ぶ時間を削りたいなら、先に買っておくメリットが大きいです。
また、こちらも公式/Klookどちらでも購入できますが、Klookは日本語対応+決済がスムーズなのが利点です。
公式:https://regaleira.byblueticket.pt


シントラからカボ・ダ・ロカへ:夕方に合わせると満足度が上がる

カボ・ダ・ロカへは、シントラ駅からバスで向かえます。一般的な路線バスで、混んでいると立ちっぱなしになることもあります。

私は「日没に近い時間」を狙うのが一番良いと思いました。
風が強い日も多いので、体感温度は想像より下がります。夕方に行くなら、薄手でもいいです。

カボ・ダ・ロカの夕暮れ風景(左:最西端の記念碑と海の水平線、右:岬の灯台と遊歩道・断崖の景色)

帰りは、同じようにバスでシントラへ戻るか、カスカイス側へ抜ける動きもできます。
一方、カスカイス駅に出た場合は、リスボンのカイス・ド・ソドレ(Time Out Market近く)方面に戻れるので、夜ごはんの流れも作りやすいです。


カボ・ダ・ロカの建物は2つ:証明書を作るなら白い建物へ

カボ・ダ・ロカ周辺は、建物が大きく2つあります。

  • 茶色っぽい木の建物:お土産ショップ/カフェテリア
  • 白い建物:観光案内所(有料トイレあり)+到達証明書の発行

到達証明書は、2種類あってどちらも11€。点字版は4.50€です。
とりわけ、旅の記念としてかなり“形に残る”ので、時間に余裕があったらおすすめです。

カボ・ダ・ロカ到達証明書の冊子(上:多言語説明と地図デザインの表紙、下:記念写真と封蝋付きの証明書ページ)

まとめ

  • まず、リスボン近郊のシントラは、電車+バスで日帰りが可能
  • “シントラ・パス枠”は、今だとTrain&Bus(14€+カード0.50€)が分かりやすい
  • シントラ観光のバスは、434(ペーナ)/435(レガレイラ・モンセラット)を覚えればOK
  • ペーナ宮殿は「宮殿入場の時間指定」があるので、先に予約してから当日の順番を組むとラク
  • カボ・ダ・ロカは夕方が特に良くて、到達証明書(11€)は思い出として強い