2026年1月、冬のイタリアを旅してきました。今回の記事は、ベネチア滞在2日目となる1月12日の記録です。 この日は、ベネチア本島の周りに浮かぶ魅力的な島々(ブラーノ島、ムラーノ島、リド島)を巡りました。
また、ランチで食べた感動の海鮮リゾットや、カフェでの少し残念なハプニングについてもシェアしますね。 これからベネチア旅行を計画している方の参考になれば嬉しいです。
ヴァポレット(水上バス)でお得に島巡り
この日は、偶然にも知人がベネチアに滞在していることがわかりました。 そこで、急遽一緒に観光することになったのです。
まずは腹ごしらえとしてホテルの朝食を楽しみ、朝9時頃にメストレ駅を出発しました。 ベネチアの離島へ行くには、ヴァポレット(水上バス) が欠かせません。
24時間チケット「ウニカ」の購入方法
ヴァポレットのチケットは、1回券だと9.5ユーロもします。 正直、毎回払うには少し負担が大きい金額ですよね。 そのため、私は24時間チケット(25ユーロ) を購入することにしました。
このチケットがあれば、以下の交通機関が乗り放題になります。
- ヴァポレット(水上バス)
- 本島とメストレ間の列車(レジョナーレ)
- 市内バス
- ピープルムーバー(トロンケット発着)
当初、メストレ駅でチケットを買う予定でした。 しかし、朝早かったためか窓口が開いていなかったのです。 そのため、まずは本島のサンタ・ルチア駅まで移動しました。
サンタ・ルチア駅の向かいには大きなチケット売り場があります。 ここで係員の方に「ウニカカード、24アワーズ(またはワンデイ)」と伝えれば伝わります。 支払いはクレジットカードも利用可能でした。

注意点:優先改札に気をつけて!
乗り場で改札を通る際、Priority(ピンク色の改札) と書かれたレーンがあることがあります。 旅行者用のウニカカードではここは通過できません。 私はリド島から戻る際、これに気づかず改札を通れず、なんと船を1本乗り過ごしてしまいました。皆さんは気をつけてくださいね。
カラフルな漁師町、ブラーノ島へ
無事にチケットを手に入れた私たちは、最初の目的地ブラーノ島を目指しました。 ブラーノ島へ行くには、本島の北側にある「フォンダメンタ・ヌオーヴェ(Fondamente Nove)」という船着き場を利用します。
Googleマップで「ブラーノ島」と検索すれば、乗り場や時刻が表示されるので安心です。 私たちはA乗り場から12番のヴァポレットに乗船しました(乗り場は時期によって変わる可能性があります)。
インスタ映え?曇り空のブラーノ島
船に揺られること約45分。 朝10時10分頃、ブラーノ島に到着しました。
ブラーノ島といえば、「世界で一番インスタ映えする場所」 とも呼ばれています。 その理由は、島中の家々がカラフルにペイントされているから。 昔、霧深いこの島で漁師たちが自分の家を見分けやすくするために色を塗ったのが始まりだそうです。
ただ、残念ながらこの日の天気は曇り空。 光が足りなかったせいか、「これぞインスタ映え!」と感動するほどではありませんでした。 もし天気が快晴だったら、きっと息を呑むほど美しかったはずです。
また、この島はレース編みでも有名なのですが、楽しみにしていたレース博物館は休館日でした。 カラフルな街並み以外には特に観光スポットが多くないため、写真を撮り終えた私たちは次の島へ向かうことにしました。

ガラスの島、ムラーノ島は立ち寄り程度で
11時15分頃、再び12番のヴァポレットに乗り込み、今度はムラーノ島へ。 反対方向へ戻るルートです。
11時50分頃に到着したムラーノ島は、ベネチアンガラスの産地として有名です。 街中には美しいガラス工芸品を扱うお土産屋さんがたくさん並んでいました。
しかし、ガラス製品にあまり興味がない場合、見るべきスポットは限られるかもしれません。 個人的には、時間がなければ思い切ってパスしても良い島だと感じました。 サクッと雰囲気を楽しんだ後、12時20分頃の船で本島へ戻りました。

ランチは「Spicy Puppa」で絶品海鮮リゾット
本島に戻ると、ちょうどお昼時です。そこで、 知人におすすめされたレストラン「Spicy Puppa」 へ向かいました。
店名に「Spicy(辛い)」と入っていますが、辛くないメニューも豊富です。 私たちは以下のメニューを注文しました。

- 海鮮リゾット(2人前):31ユーロ
- イカのフリッター(2人前):19ユーロ
- グラスワイン:4.5ユーロ
- コカ・コーラ:3.5ユーロ
- 合計:58ユーロ
基本的に2人前からのメニューが多いので、一人旅だと少し利用しにくいかもしれません。 今回は知人と一緒だったので色々と頼めてラッキーでした。
口に合う絶妙な塩加減
ヨーロッパで海鮮料理を頼むと、塩味が強すぎて食べにくいことがよくあります。 しかし、ここのリゾットは塩加減が絶妙でした! 魚介の旨味と適度な塩気、そしてクリーミーなコクが素晴らしかったです。
さらに驚いたのはお米の種類です。 長粒種(インディカ米)ではなく、日本人が食べ慣れている短粒種(ジャポニカ米)に近いお米が使われていました。 あまりの美味しさに、最後の一粒まで綺麗に完食してしまいました。
イカのフリッターも衣に塩気がつきすぎておらず、レモンを絞ると最高に爽やか。 白ワインとの相性も抜群でした。

老舗カフェの受難と美味しいカプチーノ

食後は、美味しいコーヒーを求めてサン・マルコ広場へ。 世界最古のカフェの一つ、「Caffè Florian(フローリアン)」 を目指しました。
ところが、お店の前に行くと何やら静まり返っています。 ドアの横で作業をしていたお店の関係者らしき男性に聞くと、なんと「1月17日まで改修工事で休業中」 とのこと。 コーヒー好きの私にとって、これはかなりのショックでした。
気を取り直して、広場の向かいにある有名店「Lavena」へ。 しかし、こちらもシャッターが降りています。 どうやらこの時期は休業しているお店が多いようです。
最終的に、広場から少し離れた「Rosa Salva」 というカフェに入りました。 他のお店が閉まっているせいか、店内はすごい人混み! 「これだけ人がいるなら美味しいはず」と思いカプチーノを注文しましたが、期待通りとても美味しかったです。


一人でリド島へ!予期せぬトラブル発生
午後3時頃、ウォーキングツアーに参加する知人と別れ、ここからは一人旅の再開です。 私は一人旅に慣れているので、寂しさよりも次の目的地へのワクワク感が勝ります。 次に向かったのはリド島です。
季節限定ルートの落とし穴
Googleマップで検索せず、なんとなく地図上で「リド島へ行きそうだな」と思った路線のヴァポレットに乗りました。 これが失敗でした。 船に乗っている途中でGoogleマップを確認すると、その路線は、リド島行きが「Seasonal(季節運行)」 だったのです。
つまり、私が乗った船はリド島の手前にある小さな島止まり。 結局、一度本島へ戻る羽目になり、35分もの時間をロスしてしまいました。 本島に戻ってから、改めて正しいルートを検索してリド島へ向かいました。 皆さんは必ず乗船前にGoogleマップで経路を確認してくださいね。
夕暮れのリド島ビーチ
リド島は、ベネチア国際映画祭が開催される場所としても知られています。 夏(8〜9月)はお祭りのような雰囲気だそうですが、冬の海辺はとても静かでした。
船着き場から島の反対側へ歩いて向かいます。 細長い島なので、すぐに反対側のビーチへ出られます。 ただ、リゾートホテルが所有するプライベートビーチが多く、誰でも入れるフリービーチまでは徒歩10分ほどかかりました。
ビーチに着くと、ちょうど夕暮れ時。 波は荒くなく、とても穏やかでした。 静かな海を眺めていると、心に安らぎが訪れます。 30分ほど海風に当たった後、ホテルへ戻ることにしました。

メストレへの帰路と温かい夕食
リド島からヴァポレットで、ローマ広場(本島のバスターミナル)へ戻りました。 ここからは陸路のバスに乗り換えます。 ウニカカードがあれば市内バスも無料です。 2番のバスに乗ればメストレ駅前まで行けるのですが、ちょうど帰宅ラッシュの時間帯。 道がかなり渋滞しており、メストレ駅に着いたのは夜7時頃でした。
中国語で新年の挨拶を
夕食は、なんだか炭水化物がたっぷり食べたくなりました。 ラーメン屋を探しましたが見つけられず、Googleマップで評判の良かったホテル近くの中華料理店へ。
- 店名:Ristorante Cinese Delizie (小食堂)

お店に入ると、レジやホールのスタッフさん、そして厨房の方々も皆さん中国の方のようでした。
私はワンタンスープ(3.5ユーロ)を注文。 温かいスープとたっぷりのワンタンが、冷えた体に染み渡りました。

お会計の際、店員さんに中国語で新年の挨拶をしてみました。 「新年快楽(シンニェン クァイラ)!」 すると、店員さんたちの顔がパッと明るくなり、とても喜んでくれました。 言葉が通じると、旅の思い出がより温かいものになりますね。
こうして、充実したベネチア2日目の夜は更けていきました。
旅のまとめとFAQ
今回のベネチア離島巡りは、天候やお店の休業など思うようにいかないこともありましたが、それもまた旅の醍醐味です。 特に食事に関しては大満足の一日でした。
よくある質問(FAQ)
Q1. ヴァポレットのチケットは事前にネット予約すべきですか?
A. 現地でも購入可能ですが、早朝や深夜は窓口が閉まっていることがあります。私は現地購入派ですが、不安な方はオンラインでの事前購入も検討すると良いでしょう。また、現地の自動券売機も利用可能です。
Q2. ブラーノ島とムラーノ島、どちらか一つ行くならどっち?
A. 写真を撮るのが好きなら、断然「ブラーノ島」がおすすめです。街並みの可愛さが違います。工芸品やショッピングがメインなら「ムラーノ島」が良いでしょう。
Q3. 冬のベネチア旅行、服装はどうすべき?
A. 海沿いなので風が冷たく感じます。特にヴァポレットのデッキに出ると寒いです。厚手のコートにマフラー、手袋などの防寒対策はしっかりとしていくことをおすすめします。


