2026年1月にイタリア旅行へ行ってきました。ローマ到着後、すぐにミラノ行きの夜行列車を利用しました。しかし、そこで到着遅延と客室のダウングレードに遭遇してしまったのです。さらに、到着が遅れたことで予約していたガイドツアーにも参加できなくなりました。
そこで今回は、私が経験した3つのトラブルに対するトレニタリア遅延補償や返金の手続き方法と、そのリアルな結果を共有します。
※イタリア夜行列車の予約方法や実際の乗車記については、こちらの記事もぜひご覧ください。
👉[イタリア夜行列車ICNの予約方法&ローマ〜ミラノ乗車記]
※列車の遅延・運休に関する補償条件は、列車の種類、チケットの種類、遅延時間、申請するタイミングによって変わる場合があります。この記事では私の実体験をもとに申請の流れを紹介していますが、実際に手続きする前には、必ずTrenitalia公式サイトや予約画面で最新情報も確認してください。
トレニタリアの到着遅延に対する補償申請
遅延補償の条件と私のケース
まずは到着遅延の補償についてです。私が乗車したInterCityNotteの規定では、以下の補償が定められています。
- 60分以上の遅延:チケット料金の25%
- 120分以上の遅延:チケット料金の50%
なお、列車の種類により規定は異なります。私の場合は157分の遅延だったため、50%の補償対象となりました。
遅延補償のオンライン申請手順
遅延補償は自動的に振り込まれるわけではありません。公式サイトからの手続きが必要です。
- トレニタリアの公式サイトにアクセスします。
- 上部メニューの「Information」から「Manage your Ticket」を選択。
- 購入時のメールアドレスと、チケットに記載されたPNR(またはTicket code)を入力します。
- チケットが表示されたら、右下の「Manage」をクリックします。
- 「Verify the Commercial Compensation Conditions」を選択します。
ここで、補償金の受け取り方法を選びます。私は当面イタリアへ行く予定がないため、クレジットカードへの返金を選択しました。申請から2日後、無事にカード会社から一部返金の連絡を受け取りました。

画像出典:Trenitalia公式サイト

画像出典:Trenitalia公式サイト
客室ダウングレードの差額返金申請
ダウングレードの証拠を残す重要性
次に客室のダウングレードについてです。元々は1人部屋を予約していましたが、実際は簡易ベッド4人部屋を1人で使うことになりました。専用室から簡易ベッドへの変更は、明らかなダウングレードです。
この差額返金は自動処理されません。また、ダウングレードされたという明確な証拠が必要です。
- 利用した客室と印刷した紙チケットを一緒に撮影する。
- 簡易ベッドであることがはっきりと分かる写真を撮る。
- 利用した号車番号や客室番号も記録しておく。
これらの準備をしておくと、その後の手続きがスムーズになります。

Webフォームからの返金申請手順
返金申請は公式サイトのWebフォームから行います。「Information」から「Compensation for delays and refund」へ進みます。入力項目が多く、途中でエラーになると初期化されるため注意が必要です。
- 英語で住所などの個人情報を入力します。
- 「Select ticket type」で「Train Ticket」を選択し、PNRを入力。
- 購入先を選びます。(私の場合は公式ウェブサイト)
- 理由として「It is a journey that I have taken or Partially taken」>「I am requesting a partial refund due to a difference in service」を選択。
- 英語で「1人部屋を購入したが、ダウングレードされて簡易ベッドを利用した」という詳細を記入します。
- 最後に、証拠画像を1つのPDFファイルにまとめます。容量は3.5MB以内に収めて添付し、送信します。
約2週間後、無事に結果のメールが届きました。メールには返金額の計算内訳が書かれており、すでに受け取った遅延補償金や内部規定が考慮された金額になっていました。
そして、返金の受け取り方法を選択するよう案内されます。「電子クレジット(有効期限1年)」か「国際送金」の2択です。しかし、国際送金は手数料が非常に高額になると予想されます。そのため、私は電子クレジットで受け取ると返信しました。ちなみに、この電子クレジットは他人への譲渡も可能です。

遅延によるツアー不参加の補償申請
最後に、到着遅延が原因で参加できなかったガイドツアーの補償申請です。こちらも公式サイトの「Information」から「How to send a complaint」へ進み、Webフォームに入力します。
- 個人情報を入力後、理由を「Delays, missed connections and cancellations」に設定。
- 「遅延によりガイドツアーを逃した」という旨を英語で記入します。
- 列車チケットのPDFと、英語に翻訳したツアー決済画面のPDFを添付して送信。
しかし残念ながら、こちらについては2日後に補償対象外(却下)を知らせるメールが届きました。
最終的な返金結果まとめ
今回のトラブルに関する、最終的なトレニタリア遅延補償と返金の結果は以下の通りです。
- 初期費用(1人部屋):119.90ユーロ
- 到着遅延補償(50%):59.95ユーロ(クレジットカードへ一部返金)
- ダウングレード差額:25.00ユーロ(電子クレジット)
- ツアー不参加の補償:却下(0ユーロ)
結果として、支払った119.90ユーロのうち、合計84.95ユーロを取り戻すことができました。
トレニタリアでのトラブルは焦ってしまいますが、冷静に証拠を残し、正しく手続きを行えばしっかりと返金されます。特に、遅延補償は比較的スムーズですが、ダウングレードの証明には写真が不可欠です。万が一トラブルに遭遇した際は、泣き寝入りせずに公式サイトから積極的に申請してみてくださいね。
よくある質問 (FAQ)
Q1. トレニタリア遅延補償の申請はいつから可能ですか?
A1. 通常、列車が最終目的地に到着してから24時間後以降に申請が可能になります。システムに遅延情報が反映されるまで少し待つ必要があります。
Q2. 英語での問い合わせや申請が不安です。どうすればいいですか?
A2. 翻訳ツールを活用すれば問題ありません。私自身も、状況説明や予約画面の翻訳にはブラウザの翻訳機能などを活用してPDFを作成しました。シンプルな単語で事実を伝えることが大切です。
Q3. 電子クレジット(電子バウチャー)はどのように使えますか?
A3. トレニタリア公式サイトでの次回チケット購入時に利用できます。また、有効期限は発行から1年間で、他人に譲渡することも可能です。


