ミラノ観光とコモ湖日帰り!ドゥオモと詐欺の手口【ミラノ#2】

夕暮れの湖畔。赤い手すりの遊歩道と水面の反射、遠くに山並みが広がるコモ湖の風景 イタリア

2026年1月のイタリア旅行、今回はミラノ滞在2日目の記録です。この日は、前日に行けなかったミラノのドゥオモ(大聖堂)のテラスと内部を見学しました。その後、ランチに絶品のトマトパスタを楽しみ、少し足を延ばしてコモ湖(Lake Como)の絶景にも癒されてきました。

しかし、途中で観光客を狙ったトラブルにも遭遇してしまいました。私の失敗談も含めて、ミラノ観光に役立つ情報をシェアしますね。

エコホテルでの朝食と時差ボケ

朝は時差ボケの影響もあり、まだ薄暗い早朝5時頃に目が覚めてしまいました。 朝食開始の7時まで、温かい布団の中でゴロゴロして過ごしました。

私が宿泊していたのはEco Hotel La Residenza(エコホテル ラ レジデンツァ)というホテルです。「Bio(オーガニック)」な朝食を提供しているのが特徴で、パンもコーヒーも香りが良く、とても美味しかったです。体に優しい朝食でエネルギーをチャージしました。

ミラノのEco Hotel La Residenzaの朝食ビュッフェ(パン・ハム類・コーヒーマシン)と実際に取った朝食プレートを2×2でまとめた写真

圧巻!ミラノ・ドゥオモのテラスへ

朝食後も、部屋で少しゆっくりと過ごしました。 というのも、予約していたドゥオモのテラス入場チケットが朝10時の枠だったからです。

9時頃にホテルを出発し、ドゥオモへ向かいました。 ドゥオモの観光には少し複雑なルールがあります。見学ルートは、まずテラス(屋上)から始まります。

チケットは「エレベーター(リフト)利用」と「階段利用」の2種類があります。私は今回、階段利用のチケットを選びました。

ミラノ大聖堂(ドゥオモ)のテラスから見たミラノの街並み。尖塔と像の向こうに夕方の空と市街地が広がる風景

実は、ミラノのドゥオモはチケットの種類が細かく分かれていて、少し複雑なんです。 事前にオンラインで予約する方法や、チケットの選び方について詳しくまとめた記事がありますので、これからミラノ旅行を計画されている方はぜひ参考にしてください。

👉[【ミラノドゥオーモ予約】チケットの種類と購入方法を徹底解説]

ドゥオモ観光の流れ

  1. 入場: 階段利用の入口は、ドゥオモ正面の左側面にあります。
  2. 検査: 入場前に簡単な荷物検査(セキュリティチェック)を受けました。
  3. テラス: 階段を上ると、そこには絶景が待っていました。ミラノ市内には高い建物が少ないため、街の全景を見渡すことができます。また、尖塔の彫刻を間近で見られるのもテラスならではの魅力です。
  4. 内部: テラスの見学を終えると、そのまま大聖堂の内部へと繋がっています。中へ入ると、厳かな空気に包まれました。特に興味深かったのは、正門近くにある黄道十二宮(星座)の床絵です。これは太陽の光を通してカレンダーの役割を果たしているそうです。
  5. 博物館: ドゥオモを出た後は、通りを挟んで右側にある「ドゥオモ博物館」も見学しました。修復の際に交換されたオリジナルの彫刻や、貴重な宗教画が展示されています。

これら全てをじっくり見て回り、所要時間は約1時間40分でした。

ミラノ大聖堂(ドゥオモ)内部。高い石柱と祭壇、奥にステンドグラスが見える荘厳な身廊の風景

ランチは「PASTO」で絶品トマトパスタ

ドゥオモ観光でお腹が空いたので、ランチへ向かいました。 以前、友人から「コスパが良い」とおすすめされていたパスタ専門店、PASTOです。ドゥオモからは徒歩10分ほどの距離にあります。

Googleマップの口コミには「店員の愛想が悪い」という意見もあり、少し心配していました。しかし、実際に訪れてみると全くそんなことはありませんでした。スタッフの方々はテキパキとしていて、不快な思いはしませんでした。

注文したメニュー

ここでは「トマト系のパスタ」がおすすめと聞いていました。メニューを見ると、トマトベースのパスタは2種類ありました。

  • 一つは、個人的に少し苦手なピスタチオが入っているもの
  • もう一つは、Caserecce al Pomodoro e Basilico(カサレッチェ・アル・ポモドーロ・エ・バジリコ)。

私は迷わず、後者のシンプルなトマトとバジルのパスタ(12ユーロ)を選びました。 一緒に赤ワイン(5ユーロ)を1杯、そして食後にはエスプレッソ(1ユーロ)も注文しました。

ミラノ・ドゥオモから徒歩約10分のパスタ専門店「PASTO」。外観と店内の雰囲気、パスタ料理、食後のコーヒーを2×2でまとめた写真

運ばれてきたパスタを見て驚きました。麺の形が、私が想像していたスパゲッティとは違ったからです。「カサレッチェ」という、断面がS字型のショートパスタでした。 食べてみると、トマトソースとオイルのバランスが絶妙で、とても美味しかったです。もちろん、イタリアの赤ワインとの相性も抜群でした。

そして、食後のエスプレッソ。今回のイタリア旅行でも毎日エスプレッソを飲みましたが、このお店のものが一番私の好みに合っていました。雑味がなく、スッキリとした後味でした。

スフォルツェスコ城でのトラブルと注意喚起

お腹も満たされたところで、次はスフォルツェスコ城へ向かいました。 壮大な城壁を眺めながら正門へ向かったのですが、ここで非常に不快な出来事がありました。

観光客を狙う詐欺師たちに囲まれ、強引に腕に「ミサンガ(組紐)」を巻き付けられたのです。そして、法外な金額を要求されました。 あまりの強引さと恐怖で断り切ることができず、なんと 38ユーロ(約6,000円) も支払わされてしまいました。せっかくの楽しい気分が台無しになり、本当に悔しい思いをしました。

その後、気を取り直して城の裏手にある公園側へ行ってみました。すると、そちら側には詐欺師のような人たちはほとんどいませんでした。 正門付近には、驚くほど多くの詐欺グループがたむろしています。

ミラノのスフォルツェスコ城。時計塔がある正面外観と、城壁前の案内板(城の図)と入口付近の様子を左右に並べた写真

そのため、スフォルツェスコ城を訪れる予定の方は、最初から裏手の公園側から入場することを強くおすすめします。

実は、この他にも観光客を狙った手口はいろいろあります。私が実際に体験したことや、見聞きした情報を別の記事にまとめました。これからイタリアへ行く方、特に一人旅の方は、必ず読んで対策してください。

👉[イタリア旅行の詐欺と治安!観光客を狙う最新の手口]

気分転換にミラノ近郊の「コモ湖」へ

詐欺トラブルのせいで、ミラノの喧騒から少し離れたくなってしまいました。 そこで急遽予定を変更し、以前から気になっていた近郊の保養地、コモ湖(Lake Como)へ行くことにしました。

コモ湖はアルプス山脈の麓にある巨大な湖です。湖畔にはいくつかの美しい村が点在しています。 有名なのは湖の名前にもなっている「コモ(Como)」という街です。しかし私は、アルプスの切り立った崖や、より雄大な自然を感じたかったので、バレンナ・エージノ(Varenna Esino)という村を目指すことにしました。

ミラノからの移動方法

コモに行く場合も、バレンナに行く場合も、出発はミラノ中央駅(Milano Centrale)からです。「レジョナーレ(Regionale)」という普通列車を利用します。

イタリアの鉄道には、刻印やチケットのルールなど、日本とは異なる注意点があります。知らずに乗ると高額な罰金を請求されることもあるため、事前にルールを確認しておくと安心です。

👉[イタリア鉄道と地下鉄の乗り方!罰金回避のルールと注意点]

美しい湖畔の村、バレンナ・エージノ

私はミラノ中央駅を14時頃に出発する列車に乗りました。この路線の運行間隔は、およそ1時間に1本程度です。 列車に揺られること約1時間30分、15時30分頃にバレンナ・エージノ駅に到着しました。

ちなみに、この列車にさらに1時間ほど乗り続けると、アルプスの峡谷にあるさらに小さな村まで行けるそうです。

ミラノ中央駅からコモ湖方面(Varenna-Esino行き)のレジョナーレ車内で撮影。車窓から見えた山肌と住宅地、そして湖畔の山並みと水面の景色を左右に並べた写真

バレンナでの過ごし方

駅を降りると、そこはこぢんまりとした可愛らしい村でした。 観光客の数もミラノに比べて少なく、とても静かです。先ほどの嫌な出来事も忘れ、心がスーッと落ち着いていくのを感じました。

村には船着き場があり、ここから対岸の別の村(ベラージオなど)へフェリーで渡ることもできるようです。 私は村の路地を散策したり、「マルペンサータ・バウ・バウ・ビーチ(Malpensata bau bau beach)」という小さな湖水浴場を眺めたりしました。冬なので泳ぐ人はいませんが、水は驚くほど透明で綺麗でした。夏に来れば、きっと最高の避暑地になるでしょう。

コモ湖の町ヴァレンナ(Varenna-Esino周辺)。路地の風景、湖畔と山並み、土産物店のディスプレイ、透明な湖水と岩山の景色を2×2でまとめた写真

湖畔のディナーと帰路

ミラノへ戻るため、17時30分頃の列車に乗ることにしました。 その前に、村の中心にあるレストランで早めの夕食をとりました。

注文したのはCacio e Pepe(カチョ・エ・ペペ)。 チーズと黒コショウだけで味付けされた、ローマ発祥のシンプルなパスタです。食べてみると、濃厚なカルボナーラにたっぷりと黒コショウを効かせたような味わいでした。シンプルですが、素材の味が引き立っていて美味しかったです。

コモ湖の町ヴァレンナ(Varenna-Esino)中心部のレストラン。店先の看板と、赤ワインと一緒に食べたカチョ・エ・ペペ(チーズと黒胡椒のパスタ)を左右に並べた写真

アルプス山脈に囲まれた地形のせいか、日はあっという間に暮れていきました。 帰りの列車では心地よい疲れを感じながら、19時頃にミラノのホテルへ戻りました。

いろいろありましたが、最後は美しい景色と美味しいパスタで締めくくることができ、充実した一日となりました。


ミラノ&コモ湖観光のFAQ

Q1. ドゥオモの階段で登るのは大変ですか?
A. 健脚な方であれば問題ありませんが、狭い螺旋階段が続くため、体力に自信がない方やご年配の方はエレベーター(リフト)付きのチケットをおすすめします。ただし、エレベーターを使っても最後は少しだけ階段を登る必要があります。

Q2. バレンナ・エージノは半日で行けますか?
A. はい、可能です。ミラノ中央駅から片道約1時間半なので、午後から出発しても夕食までに戻ってくることができます。ただ、冬場は日が落ちるのが早いので、景色を楽しみたいなら午前中の出発が良いでしょう。

Q3. スフォルツェスコ城のミサンガ詐欺にはどう対処すればいいですか?
A. まずは、怪しい集団を見かけたら近づかずに距離を取って避けることです。もし声をかけられても、徹底的に「無視」してください。目を合わせたり、「No」と返事をするだけでもターゲットにされます。また、記事内でも紹介した通り、裏手の公園側の入り口を利用することで遭遇率を大幅に下げることができます。