私は2026年の1月に、念願だったイタリア旅行へ行ってきました。 イタリアといえば、ファッションの街ミラノ。そして、ミラノのシンボルといえばドゥオーモ(ミラノ大聖堂)ですよね。
ゴシック様式の聖堂としては世界最大級の大きさを誇るこの場所。実際に訪れてみると、その繊細な彫刻の美しさに圧倒されました。私は今回、テラス(屋上)に登ってから内部を見学するルートを選びました。
ですが、このドゥオーモ、チケットの種類が意外と複雑なんです。 そこで今回は、これから行かれる方のために、入場チケットの種類や予約方法、そして実際に登ってみた体験談をわかりやすく整理してみます。
ミラノドゥオーモは事前予約が必須!
まず最初にお伝えしたいのは、「チケットは必ず事前に予約しましょう」ということです。
なぜなら、ドゥオーモの入場チケットは時間指定制になっています。そのため、人気の時間帯や観光ハイシーズンには、あっという間に売り切れてしまうことも珍しくありません。
私が訪れたのは1月上旬。イタリア旅行のオフシーズンにあたる時期でした。そのため、訪問の数日前でも公式サイトから予約することができました。しかし、ゴールデンウィークや夏休みに計画されている方は、旅行が決まった時点での早めの確保をおすすめします。
チケットの種類と選び方
チケットにはいくつか種類があります。「どこまで見たいか」「どうやって登りたいか(階段かエレベーターか)」によって料金が変わります。
購入方法は主に2つ。具体的には、「公式サイト」か、「Klook(クルック)などの旅行予約サイト」です。
1. 公式サイトでの購入方法と種類
まずは公式サイトで購入する場合です。 残念ながら公式サイトには日本語ページがありません。英語サイト(ticket.duomomilano.it/en)を利用することになります。
サイトにアクセスし、「TICKETS」の下にある「PURCHASE」をクリックすると、チケット一覧が表示されます。主なチケットの種類は以下の通りです。

画像出典:duomomilano公式サイト
Fast Track Pass (with terraces by lift)
料金: €32
特徴: テラスへのエレベーターを優先レーンで利用できます。待ち時間を短縮したい方におすすめ。
範囲: ドゥオーモ内部、テラス、博物館、地下遺跡、サン・ゴッタルド教会
Combo Lift
料金: €26
特徴: エレベーターでテラスに上がれますが、通常の列に並ぶ必要があります。
範囲: ドゥオーモ内部、テラス、博物館、サン・ゴッタルド教会
Combo Stairs
料金: €22
特徴: 階段を使って自力でテラスへ上がります。
範囲: Combo Liftと同じ(※私はこれを利用しました!)
Culture Pass
料金: €15
特徴: テラス(屋上)には登らず、地上部分のみ楽しみたい方向け。
範囲: ドゥオーモ内部、博物館、地下遺跡、サン・ゴッタルド教会
Duomo+Museum
料金: €10
範囲: ドゥオーモ内部と博物館のみ。
Combo Stairs + Pinacoteca Ambrosiana
料金: €36
特徴: Combo Stairsの内容に加えて、アンブロジアーナ絵画館の入場がついたセット券です。
ちなみに、テラスへ続く階段は約250段あるそうです。「250段」と聞くと身構えてしまいますよね。でも、実際に登ってみると、休憩なしでも約5分ほどで登りきれました。体力に極端な不安がなければ、階段(Combo Stairs)でも十分楽しめると思いますよ。
公式サイトでの予約手順
以前は会員登録が必要でしたが、現在は不要になっています。手順はとてもシンプルです。
(※2026年1月時点の情報です)
- 希望のチケットを選択し、日付と入場時間を指定します。
- オーディオガイドなどの追加オプションを選択(不要ならスキップ)。
- 禁止事項などの注意点を確認。
- 決済画面へ進みます。(ログイン画面が出ても無視して、その下の個人情報入力欄へ!)
- パスポートと同じローマ字氏名と、メールアドレスを入力。
- クレジットカードで決済完了!
これで、メールアドレスにQRコード付きのPDFチケットが送られてきます。
2. Klook(旅行サイト)での購入をおすすめする理由
:公式サイトが売り切れでも諦めないで!
私は普段、Klook(クルック)という旅行予約サイトを愛用しています。 今回のドゥオーモ予約でも、公式サイトと比較検討しました。Klookをおすすめする理由は大きく3つあります。
- 完全日本語対応: 英語サイトでの予約ミスを防げます。
- アプリで管理: チケットをスマホアプリですぐに表示できるので便利です。
- 「売り切れ」た時の救世主: これが一番のポイントです!

画像出典:klook公式サイト
実は、公式サイトで希望の日時が「満席(Sold Out)」になっていても、Klookなら予約できる場合があるんです。旅行会社があらかじめチケット枠を確保していることがあるためです。
もし「公式サイトを見たら売り切れていた…」と絶望している方がいたら、ぜひ一度Klookで検索してみてください。「ミラノ」と検索するだけで簡単に見つかります。
ただし、Klookでは「ファストトラック」の取り扱いがない場合が多く、主に「Combo Lift」や「Combo Stairs」相当のチケットになります。また、公式より少し割高になることもありますが、日本語での安心感と在庫の確保を考えれば、十分メリットはあると思います。
実際に登ってみた!ミラノドゥオーモ体験記
私は「Combo Stairs(階段)」のチケットを予約し、朝の10時に向かいました。
入口の場所に注意
現地に行って初めて知ったのですが、階段とエレベーターで入口が異なります。具体的には、以下の通りです。
- 階段の入口: ドゥオーモ正面を見て左側
- エレベーターの入口: ドゥオーモの裏手
- (※工事状況によって変更される可能性があるので、現地の案内板を確認してくださいね)
簡単な荷物検査を受け、チケットのQRコードを提示して、いざ階段へ! 先ほども書きましたが、約5分ほどであっさりと屋上に到着しました。

テラスで見つけた「ガーゴイル」の秘密
私が訪れたときは、残念ながらテラスの一部が修復工事中でした。 それでも、目の前で見る尖塔や彫刻の数々は圧巻です。
特に印象に残ったのが、日陰部分にある「ガーゴイル」の彫刻です。 ガーゴイルといえば、悪魔のような姿をしていますよね。聖なる教会になぜ悪魔がいるのでしょうか?
実はこれ、「本物の悪魔を寄せ付けないための魔除け」なんだそうです。 悪魔は縄張り意識が強く、すでに他の悪魔(ガーゴイル)がいる場所には近寄らないという習性を利用しているのだとか。
さらに、このガーゴイルには実用的な役割もあります。雨水を外に排出する「雨どい」の役割です。うがいをすることを英語で「ガーグル(Gargle)」と言いますが、実はガーゴイルと同じ語源なんだそうです。面白いですよね。
実はこの話、以前チェコのプラハを旅した時にもガイドさんから聞いたことがあるんです。国は違っても、同じゴシック建築には共通する面白い特徴があるんですね。

大聖堂内部と不思議な日時計
テラスを満喫した後は、階段で下りて聖堂内部(1階)へ入ります。 (Comboチケットの場合、テラスからそのまま内部へ入場するルートになります)
内部は厳かな空気に包まれていました。 ふと床を見ると、黄道十二宮(星座)のマークが一直線に並んでいるのに気づきました。「教会になぜ星座が?」と不思議に思っていたところ、近くにいたアメリカ人ガイドさんの説明が聞こえてきました。
なんと、これらは「日時計」なんです。 入口付近の天井に小さな穴が開いていて、毎日正午になると、その日の日付に該当する星座の場所に太陽の光が当たる仕組みになっているそうです。 他の教会ではあまり見かけない仕掛けなので、これは一番の驚きでした!

博物館とサン・ゴッタルド教会
ドゥオーモの見学後は、近くにある博物館へ。 場所はドゥオーモ広場を出て、ドゥオーモ向かって右側の道を渡ったところにあります。
ここには、修復のために交換された古い彫刻や、貴重な宗教画が展示されています。何百年もの歴史を肌で感じることができました。チケットに含まれている「サン・ゴッタルド教会」もこの博物館の中にありますので、忘れずに立ち寄ってみてくださいね。

よくある質問 (FAQ)
最後にこれからミラノへ行かれる方が気になりそうな点を、Q&Aでまとめました。
Q1. エレベーターと階段、どっちが良いですか?
体力に大きな不安がなければ、階段(Combo Stairs)で十分だと思います。料金も安いですし、待ち時間もエレベーターより短いことが多いです。「250段」といっても、整備された階段なので5分程度で登れます。ただし、足腰が悪い方やご年配の方との旅行ならエレベーターが安心です。
Q2. 服装の制限はありますか?
はい、あります。ドゥオーモは神聖な場所なので、露出の多い服はNGです。肩が出ている服や、膝上の短いスカート・パンツは入場を断られる可能性があります。夏場でも、羽織るためのスカーフやカーディガンを一枚持っておくことを強くおすすめします。
Q3. おすすめの時間帯はいつですか?
朝一番(9時〜10時頃)がおすすめです。午後になると観光客が一気に増え、セキュリティチェックの列も長くなります。また、朝の光の方がステンドグラスやテラスからの景色がきれいに見えることが多いですよ。


