イタリア高速列車比較!フレッチャロッサvsイタロの予約&乗車記

フレッチャロッサとイタロを左右に並べたイタリア高速列車比較のサムネイル(予約&乗車記) イタリア

2026年1月、冬のイタリアを旅してきました。イタリア旅行で欠かせないのが、都市間を移動する高速列車ですよね。今回は、私が実際に乗車したイタリアの二大高速列車、「トレニタリア(フレッチャロッサ)」と「イタロ(Italo)」の乗り比べレビューをお届けします。

「どっちに乗ればいいの?」「座席の違いは?」
そんな疑問を持っている方の参考になれば嬉しいです。

また、イタリアの鉄道移動は高速列車だけではありません。 実は、ホテル代と移動時間を同時に節約できる「夜行列車(ICN)」も、知る人ぞ知る人気の移動手段なんです。
もし、寝ながら移動するユニークな旅に興味があるなら、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。 ちなみに、こちらは私が以前に乗車した際の体験記と予約方法をまとめたものです。

👉[イタリア夜行列車ICNの予約方法&ローマ〜ミラノ乗車記]

私が利用した3つの区間と座席

まず、今回私が移動したのは以下の3つのルートです。 今回は比較のために、それぞれ違うグレードの座席を予約してみました。

  1. ミラノ → ヴェネツィア(イタロ:Smart)
  2. ヴェネツィア → フィレンツェ(イタロ:Prima Business)
  3. フィレンツェ → ローマ(フレッチャロッサ:Standard)

それでは、それぞれの乗車体験を詳しくレポートしていきますね。


1. ミラノ中央駅 → ヴェネツィア・メストレ駅

  • 列車: イタロ (Italo)
  • 座席: Economy Smart(最も基本的な座席)
  • 日時: 1月11日 09:00発
  • 料金: 37.90ユーロ(直前予約のため少し高めでした)

出発前のハプニング?

朝8時30分頃、壮大なミラノ中央駅(Centrale)に到着しました。しかし、電光掲示板を見ても、私の乗る列車のホームが表示されていません。

結局、ホームが決まったのは出発の15分前、8時45分頃でした。その後、急いでホームへ向かいましたが、列車はあるもののドアが開いていません。清掃中だったのでしょうか?

ドアが開いたのは9時ちょうど。つまり、出発時刻にドアが開くなんて、この時点で遅延確定です(笑)。これがイタリア時間なのかもしれませんね。

Smart座席の乗り心地と荷物事情

ちなみに、Economy Smartは2-2配列のシートです。この車両には専用の荷物置き場が見当たりませんでした。そのため、スーツケースは座席上のオーバーヘッドビン(棚)に入れる必要があります。

実は、私のスーツケースは26インチ。拡張ジッパーを開いて厚みが増した状態でしたが、ギリギリ入りました。もし28インチ以上の大きなスーツケースだと、サイズ的に棚に入らないと思います。

また、移動中にMacBookで作業をしたかったのですが、電源コンセントが見当たりませんでした。最安値のクラスなので仕方ないですね。

イタロ高速鉄道のスマート席車内(ミラノ中央駅発〜ヴェネツィア・メストレ駅着)と荷物棚のスーツケース

予期せぬ迂回ルート

実はこの日、ヴェローナ付近で第二次世界大戦時の不発弾処理が行われていました。そのため、列車は南のボローニャ経由で大きく迂回することに。

通常なら2時間程度の距離ですが、約4時間かかりました。旅にトラブルはつきものですが、貴重な体験でした。


2. ヴェネツィア・メストレ駅 → フィレンツェ S.M.N.駅

  • 列車: イタロ (Italo)
  • 座席: Prima Business(ビジネスクラス)
  • 日時: 1月13日 08:17発
  • 料金: 44.90ユーロ(直前予約のため少し高めでした)

少しリッチなPrima座席

メストレ駅には8時頃到着。列車は少し遅れて8時18分に入線しました。

Prima Businessは1-2配列で、Smartに比べてゆったりしています。また、この車両には荷物置き場がありましたが、チェーンを使うには0.5ユーロ硬貨が必要でした。

小銭がなかったので、結局この日も座席上の棚に収納しました。棚のサイズはSmartと同じくらいの感覚です。

イタロのプリマ(ビジネス)座席と大型荷物置き場(ヴェネツィア・メストレ発〜フィレンツェSMN着)

嬉しいサービス

さすがビジネス座席。簡単なウェルカムサービスがありました。チョコ菓子とドリンクが配られたので、私はコーヒーをお願いしました。朝のコーヒーは嬉しいですね。

また、この座席には電源コンセントが完備されていました。移動中に充電ができるのは、ブロガーにとって本当に助かります。

フィレンツェには約10分遅れ、10時33分頃に到着しました。

イタロのプリマ(ビジネス)車内サービス:ワゴン提供とチョコ菓子・コーヒー

3. フィレンツェ S.M.N.駅 → ローマ・テルミニ駅

  • 列車: トレニタリア フレッチャロッサ (Frecciarossa)
  • 座席: Standard(基本座席)
  • 日時: 1月16日 10:14発
  • 料金: 50.00ユーロ(2日前の予約だったため、少し高めでした)

国鉄の意地?フレッチャロッサの実力

フィレンツェでもやはり、ホームの表示は直前でした(10時10分表示)。そして、当然のように10分遅れで出発です。

しかし、乗り込んでみて驚きました。Standard(基本座席)なのに、イタロのPrima Businessに近い高級感があります。

座席の特徴とセキュリティ

配列は2-2ですが、向かい合わせの席が多いのが特徴です。したがって、もし一人旅なら、独立した「1人掛け席(ソロシート)」を確保するのが断然おすすめです。

一方、荷物置き場もしっかり完備されており、無料で使えます。ただ、ロック機能はなかったので、私は持参したワイヤーロックで固定しました。イタリアでは防犯対策が必須ですね。

座席には電源コンセントがあり、ブラインドはボタン式。快適さはフレッチャロッサに軍配が上がるかもしれません。

トレニタリア「フレッチャロッサ」スタンダード車内(フィレンツェSMN発〜ローマ・テルミニ着):座席、車内全景、荷物置き場、電源コンセント

フレッチャロッサ vs イタロ 比較まとめ

私が実際に乗って感じた違いを表にまとめました。

特徴イタロ (Smart)イタロ (Prima)フレッチャロッサ (Standard)
座席配列2-21-22-2 (一部1人席あり)
荷物置き場なし(棚のみ)有料コイン式無料あり
電源なしありあり
サービスなし軽食・ドリンクなし
快適度普通良い非常に良い

個人的な感想ですが、フレッチャロッサのStandardはコスパが最強だと感じました。


イタリア高速列車の予約方法:2つの選択肢

チケットの予約方法は大きく分けて2つあります。それぞれのメリットをご紹介します。

1. 公式サイトで予約する

トレニタリアとイタロ、それぞれの公式サイトから予約する方法です。 予約の流れは、どちらのサイトも色使いが違うだけで、手順は完全に同じです。

以前は会員登録が必須でしたが、今は登録なしでも予約可能です(ただし、日本語サイトはありません)。

画像出典:Trenitalia公式サイト

【予約の手順】

  1. まずは、トップページで出発駅・到着駅・日時・人数を入力して検索します。
  2. 次に、表示されたリストから、希望の座席クラスと料金プランを選択します。
  3. 続いて、個人情報の入力画面に進みます。
    • ここが重要! 名前は必ずパスポートのローマ字表記と同一にしてください。
    • チケット(バウチャー)はメールで届くため、メールアドレスが間違っていないか、しっかり確認しましょう。
  4. 最後にクレジットカードで決済します。
  5. 決済が完了すると、入力したメールアドレスにチケットが届きます。

英語に抵抗がない方は、こちらが定価で購入できる基本のルートです。

2. ヨーロッパ交通予約サイト「Omio」で予約する

ヨーロッパの交通予約サイトOmio(オミオ)での予約方法をご紹介します。 Omioはイタリアだけでなく、ヨーロッパ中の鉄道・バス・航空券を一括検索できる便利なサイトです。日本語サポートが完璧で、決済も非常にスムーズなのが特徴です。

特にイタリアの場合、トレニタリアとイタロを一覧で比較できるのが最大のメリットと言えるでしょう。

画像出典:Omio公式サイト

【予約のポイントと手順】

  1. 会員登録について
    会員登録なしでも予約可能ですが、登録しておくとアプリでのチケット管理が便利です。 (ちなみに、会員登録前に購入したチケットも後から登録できるので、とりあえず予約して、あとでゆっくり会員登録しても大丈夫ですよ!)
  2. 検索方法
    Omioにアクセスし、出発地・到着地・日付を入力します。
    • 入力のコツ: ローマ、ミラノ、フィレンツェ、ヴェネツィアなどの主要都市はカタカナで検索できますが、小さな地方都市はアルファベットで入力しないと出てこない場合があります。
    • 検索後、画面右側に地図上でルートが表示されるのも、地味ですが便利な機能です。
  3. プラン選択
    希望の列車を選び、座席クラスと料金プランを選択します。
  4. 個人情報入力と決済
    ここでも同様に、名前はパスポートのローマ字表記と同一にし、メールアドレスも間違えないよう注意してください。 決済が完了すると、メールでチケットバウチャーが届きます。

アプリをインストールしておけば、わざわざバウチャーを印刷する必要はなく、アプリ画面でチケット管理が可能になり、そのまま乗車できます。


まとめ:イタリア鉄道旅を楽しもう

イタリアの列車は遅れることもありますが、車窓からの眺めは最高です。早めに予約すれば、もっとお得にチケットを購入できますよ。私の経験が、皆さんのイタリア旅行の参考になれば幸いです。素敵な列車の旅を!


よくある質問 (FAQ)

Q1. スーツケースの盗難が心配です。どうすればいいですか?
A. 必ず目の届く範囲に置くか、荷物置き場を使う場合はワイヤーロック(自転車用チェーンなど)を持参して柱に括り付けることを強くおすすめします。

Q2. 車内でWi-Fiは使えますか?
A. はい、両方の列車ともにフリーWi-Fiがあり、私のときはスムーズに接続できました。 移動中にMacBookでブログを書いたり、スマホでインスタのリール動画を見る程度なら全く問題ありませんでした。 ただ、YouTubeやNetflixなどの高画質動画になると、たまに読み込み(バッファリング)で再生が止まることがあったので、その点はご注意ください。

Q3. 予約した列車に乗り遅れたらどうなりますか?
A. 基本的に安いチケット(Super Economyなど)は変更・払い戻しが不可です。紙切れになってしまうので、時間は余裕を持って駅に向かいましょう。