2026年1月、イタリア旅行の締めくくりとしてローマから帰国の途につきました。 さて、今回の記事は、アシアナ航空 OZ562便(ローマ・フィウミチーノ空港発、仁川空港行き)のビジネスクラス搭乗記です。
実は、私にとって人生2回目のビジネスクラス。 往路の「仁川→ローマ」便の感動が忘れられず、復路もとても楽しみにしていました。
ちなみに、往路(OZ561便)の搭乗記も以前書いています。よろしければ、比較として合わせてご覧ください。
👉[アシアナ航空 ビジネス 搭乗記|仁川発ローマ行(OZ561便)]
ローマ・フィウミチーノ空港でのチェックイン
フライト当日は2026年1月20日。 出発時刻は22:00でしたが、余裕を持って空港へ向かいました。
アシアナ航空のチェックインカウンターは、第3ターミナルにあります。 カウンター番号は以下の通りでした。
- ビジネスクラス: 428、429番
- エコノミークラス: 430〜434番
通常、チェックイン開始は出発の3時間前です。 しかし、この日は少し遅れていたようで、19:10頃に手続きが始まりました。 深夜便ということもあり、オープン前から多くの人が列を作っていましたね。

要注意!空港での「寸借詐欺」遭遇体験
ビジネスクラスの特典として、ローマ空港では「保安検査場の優先レーン(Fast Track)」を利用できます。 チェックイン時にパスを受け取り、意気揚々とファストトラックへ向かいました。
すると、そこでトラブルが発生します。 一人の初老の男性に英語で話しかけられました。
「私はイギリス人なんだけど、飛行機を乗り過ごしてしまったんだ。新しいチケットを買うのに300ユーロ必要なんだが、手持ちが100ユーロしかない。助けてくれないか?」
つまり、これは日本の駅やバスターミナルでも見かける「寸借詐欺」の手口そのものです。 SNSや旅行ブログで見ていた事例と全く同じでした。「あ、これブログで見たやつだ!」と、すぐにピンときました。
私はとっさに、 「I have only credit card right now.(今はクレジットカードしか持っていません)」 と伝え、その場を離れました。
イタリアやヨーロッパでは、こうした観光客を狙った詐欺が巧妙化しています。 これから旅行される方は、私が以前まとめた治安情報の記事もぜひ確認してください。自分の身は自分で守りましょう。
プラザ・プレミアム・ラウンジ (Plaza Premium Lounge)
ファストトラックのおかげで、19:35頃には制限エリア内に入ることができました。
アシアナ航空ビジネスクラス利用者が案内されるのは、第3ターミナルの「プラザ・プレミアム・ラウンジ」です。
ラウンジの場所と混雑状況
場所は少し分かりにくいかもしれません。 制限エリアに入ってすぐのエスカレーターを上がり、裏手側にぐるっと回った位置にあります。 最初は「え、上の階なの?」と戸惑ってしまいました。
このラウンジは航空会社の指定ラウンジであるだけでなく、プライオリティ・パス(PPカード)でも入場可能です。 そのため、利用客はかなり多く、入場するまでに10分ほど並びました。

シャワールームの利用
長時間のフライト前にさっぱりしたかったので、受付でシャワーの利用をお願いしました。 「10分ほどお待ちください」と言われ、実際に案内されたのは20:00頃。
- 利用制限時間: 30分
- アメニティ: タオル、歯ブラシセットなどは完備
内部は清潔で快適でした。 ただ一つ気になったのは、脱いだ服を置く場所がドアのフックしかなかったこと。 夏は良いですが、コートなど荷物が増える冬場は少し置き場所に困るかもしれません。

食事と設備
ラウンジ内は座席数が多く、特にPC作業に適したバーテーブルやコンセントが充実しているのが嬉しかったです。ブログの下書きも捗りました。
食事のラインナップは豊富でしたが、ヨーロッパ・中東料理が中心です。一方で、日本人の口に合うものは少なめかもしれません。 また、中央にあるカクテルバー兼カフェは有料エリアとなっていました。

実はチェックイン前に、一般エリアにある「HelloSkyラウンジ」も利用しました。 2つのラウンジを比較した記事も書いていますので、ラウンジ選びの参考にしてください。
👉[【ローマ空港(FCO)ラウンジ】HelloSkyとPlaza Premiumを比較!]
いよいよ搭乗!A350-900 ビジネスクラス
まず、搭乗ゲートはE11。 21:25頃にゲートへ到着しましたが、すでに多くの乗客が待機していました。 21:30、いよいよ機内へと進みます。

機材と座席:ビジネス・スマーティウム
今回の機材はエアバス A350-900。 レジ番号(機体記号)はHL7578で、2017年に導入された機体です。
座席配列は「スタッガード(千鳥配置)」タイプです。 この配置は、列によって座席の位置が微妙に異なります。
- 窓側(1人席):
- 奇数列: 座席が通路側(テーブルが窓側)
- 偶数列: 座席が窓側(テーブルが通路側)※個室感が高い
- 中央(2人席):
- 奇数列: 2つの座席が隣接(カップル向け)
- 偶数列: 2つの座席が離れている(殿様席)
今回私が指定したのは5K。 奇数列のため、座席は通路に近い配置でした。 正直、個室感を重視するなら「偶数列の窓側」がベストです。 もし一人旅で「奇数列の中央席」になってしまうと、隣の人と近すぎて少し気まずいフライトになるかもしれませんね。

収納と設備
シートはもちろんフルフラットになります。 ただし、収納スペースは頭上のオーバーヘッドビン以外にはほとんどありません。 離着陸時は、MacBookやモバイルバッテリーなどを膝の上に抱える必要がありました。 また、コートなどの上着は、CAさんが預かって別の場所で保管してくれます。
アメニティと機内Wi-Fi
アメニティキット
座席には、厚みのあるしっかりとしたスリッパと、「Aigner(アイグナー)」のポーチが用意されていました。 具体的には、中身は以下の通りで非常に充実しています。
- アイマスク
- 耳栓
- ヘアブラシ
- 歯ブラシ・歯磨き粉セット(1週間は使えそうな量!)
- リップバーム
- ハンドクリーム
- フェイシャルクリーム

機内Wi-Fi(有料)
A350には機内Wi-Fiが搭載されています。 しかし、クラスに関わらず有料で、料金プランは以下の3種類でした。
- 1時間: 11.95ドル
- 2時間: 16.95ドル
- フライト全区間: 21.95ドル
今回は長距離フライトだったので、迷わず全区間プランを購入しました。
機内食の体験レポート
1回目の食事:夕食
離陸から約1時間半後、夕食のサービスが始まりました。 メニューは洋食3種類、韓国食1種類から選べます。 往路でステーキを食べたので、今回は魚料理をチョイス。
- メイン: スズキのポワレ(Pan Fried Perch)
- 前菜: カジキマグロのサラダ(Sword Fish Salad)
ここで一つ注意点が。 デザートに桃を使ったメニューがあったのですが、私は桃アレルギーがあります。 CAさんに相談したところ、快くフルーツの盛り合わせに変更してくれました。 こうした細やかな対応は本当にありがたいですね。
肝心の味ですが、メインの魚は「焼き」というより「蒸し煮」に近い食感でした。 機内での調理環境を考えると仕方ない部分かもしれません。 また、食事の時間がイタリア時間の深夜0時頃だったため、眠気で味がよく分からなかったというのが正直な感想です(笑)。

快適すぎるフルフラットでの睡眠
食後、購入したWi-Fiを使ってブログを書こうとMacBookを開きました。 しかし、強烈な睡魔には勝てません。 せっかくの有料Wi-Fiもほとんど使わず、そのまま夢の中へ。
フルフラットシートの寝心地は最高でした。 次の食事まで約6時間、一度も目覚めることなく熟睡。 これこそがビジネスクラスに乗る最大の価値だと改めて実感しました。
2回目の食事:朝食
次に、到着の約2時間前、2回目の機内食です。 3種類から選べましたが、寝起きの体に優しいものを求めて「韓国風 牛肉のお粥」をお願いしました。
- メイン: 牛肉のお粥(薄口醤油添え)
- サラダ: ホタテと焼きパイナップルのサラダ
- デザート: フルーツ、コーヒー
温かいお粥が胃に染み渡り、とても美味しかったです。

仁川空港へ到着、ソウルでちょっと寄り道
定刻通り、午後5時10分頃に仁川空港へランディング、今回の到着ターミナルは第2ターミナルでした。
ローマへ向かった1月8日は、第1ターミナルからの出発だったんですけどね。
ビジネスクラスのおかげで、預けた荷物もすぐに出てきました。入国審査もスムーズに終え、そのまま数日間滞在するソウル市内のホテルへと向かいました。
まとめ
アシアナ航空A350のビジネスクラスは、シートの快適性が抜群でした。 特にフルフラットでの睡眠の質は、長距離移動の疲れを劇的に軽減してくれます。 機内食やラウンジには一部気になる点もありましたが、全体的には大満足のフライトでした。
よくある質問 (FAQ)
Q1. アシアナ航空A350のビジネスクラス、おすすめの座席はどこですか?
一人旅なら「偶数列の窓側」がおすすめです。テーブルが通路側にあるため、個室感が高く、通路の人通りも気になりません。逆にカップルやご夫婦なら、奇数列の中央席(2席が密着しているタイプ)が良いでしょう。
Q2. ローマ空港のプラザ・プレミアム・ラウンジにシャワーはありますか?
はい、あります。ただし、受付で予約が必要で、混雑時は待ち時間が発生します。利用時間は30分制限なので、手早く済ませる必要があります。タオルや基本的なアメニティは揃っています。
Q3. 機内Wi-Fiの速度はどうでしたか?
テキストメッセージの送受信やWeb閲覧程度なら問題なく利用できました。ですが、動画のストリーミングは速度的に利用不可でした。フライト全区間のプランがお得ですが、私のように食後すぐに寝る予定の方は時間制でも良いかもしれません。


