イタリアでビアレッティを安く買う!スーパーと公式店の価格比較

イタリアのビアレッティ(モカポット)売り場を2×2で比較した写真。スーパーと公式店の価格を見比べている。 イタリア

私は2026年1月に、念願のイタリア旅行に行ってきました!
さて、イタリアといえば、やっぱりコーヒーですよね。街中のバールで飲むエスプレッソも最高ですが、その味を日本でも楽しみたいと思いませんか?
そこで今回は、イタリア土産の定番「ビアレッティ(Bialetti)」のマキネッタ(モカポット)を、現地のスーパーでお得に購入した体験談をシェアします。

ローマの公式ショップとスーパーの価格比較から、買ってからすぐにやるべき「儀式(シーズニング)」、そして美味しい淹れ方まで詳しくまとめました。

これからイタリアへ行く方は、ぜひ参考にしてくださいね!

※この記事の価格・在庫・取扱いモデルは、私が2026年1月にローマで確認した時点の情報です。店舗や時期、為替、セール状況によって変わる場合があるため、実際に購入する前には店頭価格や公式ショップの最新情報を確認してください。

イタリアの家庭で親しまれている「マキネッタ」とは

コーヒーを愛してやまないイタリア人。特に濃いエスプレッソが大好きですが、高価で大きなエスプレッソマシンを全家庭に置くのは難しいですよね。

そこで活躍するのが、直火式エスプレッソメーカー、通称「マキネッタ(モカポット)」です。

イタリアの家庭で昔から広く親しまれている、国民的なキッチンアイテムとして知られています。

私が「ビアレッティ」を選んだ理由

イタリアのスーパーに行くと、実はCONAD自社ブランドなど、ビアレッティよりもさらに安い(10ユーロ台の)類似品もたくさん並んでいます。 「形が同じなら、安い方でいいのでは?」と思うかもしれません。

それでも、私が「ビアレッティ(Bialetti)」を選んだ理由は、長く使いやすそうだと感じたからです。ビアレッティはマキネッタ(モカポット)の代表的なブランドとして知られており、造りもしっかりしている印象でした。ゴムパッキンなどの消耗品を交換しながら手入れすれば、長く使えることも魅力です。

使い込むほどに道具として馴染んでいく楽しみも、ビアレッティらしい魅力だと感じました。私もコーヒーが大好きなので、せっかくイタリアで買うなら、長く使えるものを選びたいと思いました。

しかし、観光地にあるビアレッティの公式ショップ(専門店)を覗いてみると…「あれ、意外と高い?」と感じてしまったのです。

ローマのビアレッティ公式店の店舗サインと、コロッセオ刻印モデルの価格表を並べて撮影した写真。

公式店 vs スーパー!賢く買うならスーパーへ行こう

「全家庭にあるなら、普通のスーパーのキッチン用品売り場にもあるはず!」

そう考えた私は、ローマ市内のスーパーを巡ってみることにしました。

テルミニ駅地下の「CONAD」が穴場

ホテルの近くのスーパーには大きいサイズしかありませんでしたが、ローマ・テルミニ駅(Roma Termini)の地下にある大型スーパー「CONAD(コナド)」でついに発見しました!

キッチン用品コーナーに行くと、CONADの自社ブランド製品と並んで、ビアレッティの「モカエキスプレス(Moka Express)」が山積みになっていました。

私が確認した範囲では、お土産や自分用にビアレッティ製品を買うなら、スーパーの価格がかなり魅力的でした。

CONAD自社製品はさらに安かったですが、私は長く使うことを考えてビアレッティを選びました。手入れしながら使えば、長く付き合える道具になりそうだと感じました。

ただし、スーパーには基本的な銀色のモデル(Moka Express)しか置いていません。限定カラーや可愛いデザインが欲しい場合は、公式ショップへ行きましょう。

ローマのスーパーマーケットCONADで、ビアレッティ(モカポット)が並ぶ特設コーナーを撮影した写真。価格札付きで販売されている。

現地価格を比較してみました(2026年1月時点)

私が実際に見てきた価格を表にまとめました。スーパーと公式店でどれくらい差があるのか、参考にしてみてください。

サイズ (カップ数)CONAD (スーパー)公式店 (シルバー)公式店 (赤色)公式店 (コロッセオ刻印)
1/2カップ€18.50€29.90€29.90€39.90
1カップ取扱なし€37.90€41.90€47.90
2カップ€28.80€38.90€44.90€48.90
3カップ€29.90€39.90€44.90€49.90
4カップ€34.80€44.90––

(参考:CONAD自社製品は 1カップ €10.20 / 2カップ €12.80 / 3カップ €13.90 でした)

ご覧の通り、私が確認した時点では、同じ商品でもスーパーの方が10ユーロ(約1,600円〜)ほど安いケースがありました。

私は一人暮らし用にぴったりの2カップ用(2tz)を購入しました。これだとエスプレッソカップで約1〜2杯分の量が作れます。

日本に帰国!使う前にやっておきたい「最初の準備」

さて、無事に購入して日本に帰国。すぐにコーヒーを淹れたいところですが、ちょっと待ってください!

新品のアルミ製マキネッタ(モカポット)には、製造過程で使われた研磨剤の粉や油分が内部に残っていることがあります。

コーヒーを直接抽出する器具なので、初めて使う前にこれらの汚れをしっかり落としておくことが大切です。特にアルミ製品は、使い始めに黒い粉のような汚れが付くことがあるため、使用前の洗浄は必ず行いましょう。

ステップ1:油で拭き取る

まずはキッチンペーパーに食用油を染み込ませ、内部をゴシゴシ拭きます。

私の場合、最初にキッチンペーパーで拭いたところ、黒い粉のような汚れがかなり付着しました。

この黒い汚れは、製造過程で残った研磨剤や金属粉の可能性があるため、コーヒーを淹れる前にできるだけ取り除いておきます。キッチンペーパーに黒い色がほとんど付かなくなるまで、丁寧に拭き取りましょう。

ステップ2:重曹と洗剤で洗う

その後、重曹と中性洗剤を使ってしっかり洗います。洗った後もキッチンペーパーで拭き取り、黒い色がまだ付く場合は、もう一度洗浄を繰り返します。

(※普段のお手入れでは、アルミ製マキネッタは洗剤を使わず水洗いする方法が一般的です。ただし、購入直後の初回洗浄では、製造時に残った研磨剤や油分を落とすために中性洗剤を使いました。)

ステップ3:コーヒーでコーティング(シーズニング)

最後に仕上げです。「捨て豆」を使って実際にコーヒーを抽出します。

安い豆や古くなった豆を使い、2〜3回抽出しては捨てる作業を繰り返してください。

これにより、アルミ特有の金属臭を取り除き、コーヒーのオイルで内部をコーティングすることができます。

私が実践している美味しいマキネッタ(モカポット)の使い方(2カップ用)

準備が整ったら、いよいよ本番です。

そこで、私が実践している、失敗しない美味しい淹れ方をご紹介します。

  1. タンクに水(またはお湯)を入れる タンクの内側にある安全弁(ネジのような部分)より下まで水を入れます。
    ポイント: 水ではなく「お湯」を入れると抽出が早く、豆が熱で焦げるのを防げるのでおすすめです!
  2. バスケットにコーヒー粉を入れる バスケットに粉(約7.5g)を入れます。挽き目は「細挽き(エスプレッソとハンドドリップの中間)」がベスト。 (※「モカ用」として売られている粉ならそのまま使えます)
    重要:モカポットでタンピングは厳禁です。粉を強く押し固めるとお湯の通り道がふさがり、内部の圧力が上がりすぎるおそれがあります。安全弁から蒸気が噴き出したり、本体の破損につながる可能性もあるため、粉は押し固めず、表面を軽くならす程度にしてください。
  3. 火にかける上下をしっかり締めて、弱火にかけます。
  4. 抽出ストップのタイミング「コポコポ」「シュー」という音が聞こえたら、抽出終了の合図です。すぐに火を止めてください。もし加熱し続けると、雑味や焦げた味が出てしまいます。
ビアレッティのマキネッタ(モカポット)にコーヒー粉を詰め、ガスコンロで抽出している工程

私は出来上がったコーヒーを、氷たっぷりのグラスに注いでアイスアメリカーノにするのがお気に入りです。

自分で淹れると香りをしっかり感じられて、嫌な苦味も出にくく、かなり美味しく感じました。

ビアレッティのモカポット「マキネッタ」で抽出したコーヒーを氷入りカップで作ったアイスアメリカーノ

長く使うための注意点とTips

最後に、購入時や使用時の注意点をいくつかシェアします。

  • IHユーザーは注意アルミ製のモカエキスプレスはIH(電磁調理器)では使えません。IH対応モデルはスーパーには置いていないことが多いので、公式店で探す必要があります。
  • 普段のお手入れは水洗いが基本とされています。洗剤を使うと、馴染んだコーヒーオイルの膜が落ちやすくなり、味や香りに影響することがあると言われています。
  • 消耗品も買っておこう内部のゴムパッキンは消耗品です。古くなると劣化するので、イタリア滞在中に予備を買っておくと安心です(日本では手に入りにくいこともあります)。
  • 持ち帰り方アルミ製なので、スーツケースの中で潰れないか心配ですよね。私は洋服の間に挟んで、クッション代わりにして持ち帰りました。

よくある質問(FAQ)

Q1. マキネッタ(モカポット)用のコーヒー豆はどれを選べばいいですか?
スーパーのコーヒー売り場に行くと、マキネッタ(モカポット)の絵が描かれた「Moka」専用の粉がたくさん売っています。挽き具合が調整されているので、初めてなら選びやすいと思います。もちろん、日本で豆を買う時に「マキネッタ用に挽いてください」と伝える方法もあります。

Q2. 洗剤を使わないと衛生面が心配です…
抽出直後のマキネッタ(モカポット)は高温になります。使い終わった後は、熱が冷めてから水洗いし、しっかり乾燥させることが大切です。水分が残っていると、カビや腐食の原因になることがあります。

Q3. なぜ粉を押し固めて(タンピングして)はいけないのですか?
エスプレッソマシンは約9気圧という高い圧力で抽出しますが、マキネッタ(モカポット)は水蒸気圧でお湯を押し上げる器具です。
そのため、コーヒー粉をタンピングして強く押し固めると、お湯の通り道がふさがり、内部の圧力が上がりすぎるおそれがあります。安全弁から蒸気が噴き出したり、最悪の場合は本体の破損や事故につながる可能性もあるため、モカポットではタンピングしないでください。
粉はふんわり入れて、表面を軽くならす程度にするのが基本です。