私は昨年の6月末からターキッシュエアラインズの「6大陸チャレンジ」に挑戦していました。 8月末に出発して10月初旬には無事に完走し、11月に100万マイルというとてつもない報酬を受け取ることができました!
ターキッシュエアラインズはスターアライアンス加盟航空会社です。 そのため、このマイルを使って韓国のアシアナ航空の特典航空券を発券することができました。
今回の旅程は、1月8日から20日までのイタリア旅行。 往復ともにビジネスクラスを予約するという夢のような手配が完了しました。
ただ、予約サイトでの発券手続き中に何度もシステムエラーが発生しました。 その時の解決策については別の記事にまとめています。もし海外航空会社のマイル発券で困っている方がいれば、ぜひ参考にしてください。
👉[ターキッシュエアラインズ特典航空券の予約エラー解決と発券記]
人生初のビジネスクラス体験へ
今回の搭乗は、私にとって人生初のビジネスクラスです。 あまりに楽しみすぎて、出発の前日に「これまで何回飛行機に乗ったか」を数えてみました。 単純に離陸した回数を数えてみたところ、なんと80回以上。 これだけ乗ってきて初めてのビジネス。期待が高まらないわけがありません。
ちなみに、日本から仁川までの移動には少し苦労しました。 同じスターアライアンスのANAで特典航空券を取るのは、アシアナ航空よりも難易度が高いのです。 かといって、アシアナ航空で「東京や大阪発、仁川経由、ローマ行き」という乗り継ぎ便を含めた特典航空券を確保するのも至難の業でした。 そのため、今回は「仁川発ローマ行き」のチケットだけを確保し、ローマ行きの前日夜に別途LCC(格安航空会社)を利用して仁川入りすることにしました。
仁川空港でのチェックインとカウンター
いよいよ1月8日、出発当日です。 今回搭乗するのはアシアナ航空 OZ561便。 仁川国際空港 第1ターミナルから14:05に出発します。
空港に到着したのは、出発の2時間半前である午前11時30分頃でした。
アシアナ航空のビジネスクラス専用チェックインカウンターは、ターミナルの端にあるA区域でした。
(※注:2026年1月14日より、アシアナ航空は第2ターミナルへ移転しました。私が利用したのは移転直前の第1ターミナルです。)
端のエリアにあるためか、空間が区切られていてとても静かでした。 カウンターに入ると待ち時間はゼロ。 すぐにチェックイン手続きを済ませることができました。

アシアナ航空ビジネスラウンジ(東側)
ビジネスクラスチケットを持っているので、当然ビジネスクラスラウンジが利用できます。 第1ターミナルには東・中央・西と3箇所のアシアナビジネスラウンジがありましたが、今回は7番ゲート(東の端)だったので東側のラウンジを利用しました。
ちなみに、1月14日よりアシアナ航空の搭乗手続きは第2ターミナルへ移転しています。 現在、第2ターミナルでアシアナビジネスに乗る場合は、大韓航空のラウンジを利用することになるそうです。おそらくシャワー室などのシステムは似ているのではないかと思います。

出発前のシャワータイム
ラウンジに入ってまず向かったのはシャワー室です。 ターキッシュエアラインズの6大陸チャレンジ中も、イスタンブール空港での乗り継ぎ時には必ずシャワーを利用していました。 長距離フライトの前にサッパリできるのは本当に最高です。 実はこの日、空港でシャワーを浴びるつもりだったので、朝起きてから一度も洗顔せずに来ていました(笑)。
利用方法は簡単です。 フロントデスクでスタッフに声をかけ、搭乗券を預けるだけ。 混雑時は振動ベルが渡されるようですが、今回はすぐに案内されました。

ラウンジの食事とお酒
シャワーを浴びてスッキリした後は、食事の時間です。 朝から何も食べていなかったので、ビュッフェコーナーへ直行しました。
正直な感想を言うと、食事の種類は仁川空港の「マティーナラウンジ」や「スカイハブラウンジ」の方が豊富だと感じました。 ただ、「アワビ野菜粥」(だったかな?)は絶品で、2回もお代わりしてしまいました。

仁川空港のマティーナラウンジとスカイハブラウンジを比較してみたい方は、以前詳しく比較した記事がありますので、そちらを確認していただけると嬉しいです。
👉[【仁川空港ラウンジ比較】PPカードでマティーナvsスカイハブ!]
一方で、お酒の種類は充実しています。 以前利用したJFK空港のエールフランスラウンジもお酒が豊富でしたが、それと同じかそれ以上の品揃えに見えました。

また、座席の種類も多様です。 PCを広げて作業しやすいテーブル席も多く、仕事をするのにも快適な環境でした。

いざ搭乗!A350-900の機内へ
搭乗時間が近づき、7番ゲートへ移動しました。 一番乗りを目指しましたが、すでに並んでいる方がいたので2番目に搭乗。
今回の機材はエアバス A350-900 (HL8383) です。 2020年12月に導入された機体とのこと。 約5年が経過しているため、座席周りには多少の年季を感じました。

座席:スタッガードシート (6A)
私の座席は6A、窓側の席です。 実はオンラインチェックインの時点では中央エリアの座席しか空いていなかったのですが、諦めずに何度か座席変更を試していたところ、運良く窓側がキャンセルで空き、6Aをゲットすることができました!

アシアナのA350ビジネスクラスは、座席が互い違いに配置されるスタッガードタイプです。
- 窓側(1席):
- 奇数列:通路側に座席あり
- 偶数列:窓側に座席あり(個室感が高い)
- 中央(2席):
- 奇数列:2席がくっついている(カップルにおすすめ)
- 偶数列:2席が離れて通路側にある
一人旅なら、プライバシー性が高い偶数列の窓側席が断然おすすめです。
シートの機能と収納
座席はもちろんフルフラットになります。 飛行機の中で足を伸ばして寝られるなんて、少し前までは遠い未来の話だと思っていました。
ただ、座席の惜しい点は、収納スペースがないことです。 搭乗前に写真で見た時は収納ボックスだと思っていたものが、実際はただのテーブルでした。 旅行系ユーチューバーさんの動画を見ると、他社の最新ビジネス席には収納が多いので、ここは残念な部分です。 そのため、離着陸時はスマホやPC、モバイルバッテリーなどの電子機器を膝の上に置いておく必要がありました。
アメニティとポーチの中身
座席に用意されていたアメニティについても紹介します。 内容は「豪華絢爛!」というよりは、想像よりもシンプルで実用的なラインナップでした。 基本のスリッパとヘッドホンに加え、ポーチの中にはアイマスク、耳栓、ヘアブラシ、歯ブラシセット、そしてハンドクリーム、フェイスクリーム、リップバームが入っていました。

個人的に「これはいい!」と思ったのが、歯磨き粉のサイズ感です。 よくある1回使い切りのミニサイズではなく、5日分くらいは余裕で使えそうな量が入っていました。 実際、イタリアの宿では歯ブラシセットが置いていないことも多いので、現地滞在中の5日間、このアメニティの歯磨き粉を愛用させてもらいました。これは地味に助かりました(笑)。
機内Wi-Fiとネット環境
アシアナ航空のA350は機内Wi-Fiが利用可能です。 クラスに関わらず有料ですが、プランは以下の通りでした。
- 1時間:11.95ドル
- 2時間:16.95ドル
- フライト全区間:21.95ドル
飛行時間は約13時間。 コスパを考えると「全区間プラン」一択です。 離陸後すぐに決済し、到着までネット環境を確保しました。 たまに途切れることもありましたが、概ね快適。 おかげで、先日購入したばかりのMacBook Airを使って、空の上でブログ記事を書き上げることができました。
機内のお手洗い
正直なところ、トイレの広さや設備自体はエコノミークラスとそこまで大きな違いはありません。「特別な空間!」という感じではないですね。
ただ、備え付けのアメニティは充実していました。 歯ブラシセットはもちろん、使い切りのマウスウォッシュ、カミソリ、そしてシェービングジェルまでしっかり用意されています。特に準備せず手ぶらで行っても困らないのは嬉しいポイントです。
そして何より気持ちよかったのが、その清潔さです。 CAさんがこまめにチェックと清掃をされているようで、いつ行っても水滴一つなく綺麗に保たれていました。こういう細かい管理が行き届いていると、長時間のフライトでも快適に過ごせますよね。

感動の機内食体験
離陸から約1時間後、待ちに待った機内食タイムの始まりです。 これまではエコノミーの最前列から、カーテン越しに聞こえる「カチャカチャ」という食器の音を羨ましく聞いていました。 その音を、今回は自分が鳴らす番です。
1食目:洋食ステーキコース
仁川発ローマ行きのビジネスクラスでは、機内食の選択肢も豊富でした。 洋食のメインは以下の3種類。
- ブラックトリュフ・牛ヒレ肉のステーキ
- サフランリゾット添えの海鮮料理
- 鶏肉のグリルと栄養ご飯
そして韓食メニューには、牛カルビ焼きサンパプ(包みご飯)がありました。
私は迷わずステーキを選択。 焼き加減は指定できませんが、断面を見るとミディアム・ウェルに近い感じでした。
ステーキに合わせる赤ワインは2種類ありました。 私が唯一知っているブドウ品種の「カベルネ・ソーヴィニヨン」の種類と、もう一つは何かわからない種類。 カベルネは味が想像できるので、あえて知らない方の種類をお願いしてみました。 でも飲んでみると…私の好みとしては、やはりカベルネ・ソーヴィニヨンの方がステーキに合った気がします(笑)。
写真を撮ろうとしたら、CAさんがボトルを綺麗に見えるように持ってくれました。


デザートにはチーズとケーキが登場。 ケーキの上には金箔が乗っています。金箔を食べるのも人生初かもしれません。
この時、心の中で「ポートワインを頼もうかな」と迷っていました。 すると、CAさんが「ポートワインはいかがですか?」と絶妙なタイミングで声をかけてくれたのです。 この察する能力には本当に驚きました。
提供されるポートワインは「テイラーズ・トゥニー 20年」です。 ポートワインは熟成されるほど濃厚な甘みがまろやかな甘みに変わり、色も薄くなると言われています。 個人的には、熟成されていないガツンと濃厚な甘みのポートワインの方が好みかもしれません。

2食目:ヒラメの煮付け?
フライトの中盤で2食目のオーダーを聞かれました。
- 牛肉のブルギニョン
- ハルラボン醤油ソースのヒラメ焼き
- 発芽玄米と松茸の鶏粥
私はヒラメ焼きを選びました。 出てきた料理は「焼き」というより「煮付け・蒸し料理」に近い食感。 でも、味がしっかり染みていてとても美味しかったです。

憧れの「空の上でラーメン」
着陸の2時間ほど前、追加でラーメンをお願いしました。実は2食目の前に頼んでいたのですが、「もうすぐお食事が出ますよ」と言われ断念していました。2回目の食事が終わった後、CAさんが「先ほどラーメン召し上がれませんでしたよね? 別に取り分けておきました。 着陸1時間前までならご用意できますよ」と声をかけてくださいました。 これがビジネスクラスか…と感動する反面、「私のためにラーメンを1つ確保してしまったせいで、エコノミークラスの誰か1人がラーメンを食べられなかったのでは…?」と少し申し訳ない気持ちにもなりました。
出てきたのは、韓国人が大好きな「辛ラーメン」。 申し訳ないことに私には少し辛すぎて完食できませんでした……。

ローマ到着、そしてトラブル
飛行機は仁川から定刻通りに出発し、ローマにも時間通り到着しました。 足を伸ばして快適に移動できたのですが…ローマ到着後、ミラノへ向かう夜行列車でトラブル発生。 列車自体が出発から遅延した上に、1人個室を予約していたのに、勝手にクシェット (簡易寝台)席へダウングレードされていたのです。 結局、翌朝160分も遅れて到着。ビジネスクラスで温存した体力が、この列車移動で完全に相殺されてしまいました(泣)。
まとめ:アシアナ航空への感謝
そして最後になりますが、今回のフライトは本当に感動的でした。 CAさんが日本語と英語を交えて一生懸命コミュニケーションをとろうとしてくださり(私が韓国語が話せると分かると驚かれていました笑)、そのホスピタリティに心が温まりました。何より「察する力」が素晴らしかったです。 私も普段サービス業のような仕事をしているので、そのスキルには憧れすら抱きました。
感謝の気持ちを伝えるため、帰国後にアシアナ航空公式サイトから「称賛レター」を送りました。 称賛レターは、アシアナ航空公式サイトのメイン画面右上にある「地球儀マーク」から言語設定を変更した後、再び右上の[お客様サービス > お客様の声]から作成できます。 具体的なエピソードを添えると、より感謝が伝わるそうです。
よくある質問 (FAQ)
Q1. アシアナ航空の特典航空券はどのように予約しましたか?
A. 今回はターキッシュエアラインズのマイルを使用し、スターアライアンス特典として予約しました。海外の航空会社でマイル発券をする際、システムエラーで進まないことがよくあります。そういったエラーの解決方法については以前の記事にまとめていますので、うまく発券できない方はぜひそちらを参考にしてください。
Q2. 機内Wi-Fiの速度は動画が見られるレベルですか?
A. テキストベースのSNSやブログ執筆には十分な速度ですが、高画質の動画ストリーミングは全く見られないレベルでした。YouTubeやNetflixなどは、必ず搭乗前にダウンロードしておくことを強くおすすめします。
Q3. A350ビジネスクラスのおすすめ座席はどこですか?
A. 一人旅であれば、プライバシーが確保されやすい「偶数列の窓側席(AまたはK)」がおすすめです。逆にカップルの場合は、隣同士になれる「奇数列の中央席(D/G)」が良いでしょう。


