ソフィア近郊「セブン・リラ湖&リラ修道院」セルフガイド日帰り

セブン・リラ湖を見下ろす高原のパノラマ。岩場と草地の先に青い湖、奥に山並みと雲が広がる風景のサムネイル画像 -旅先ランニング&運動

2025年8月末〜9月初旬に、ブルガリアの首都ソフィアを旅しました。今回は、ソフィアから日帰りで行ける定番スポット「セブン・リラ湖(リラの七つの湖)」と「リラ修道院」を、セルフガイド形式のツアーで回った日の流れをまとめます。

正直、ソフィア市内はがんばれば1日でも主要どころは見られるサイズ感で、数日いると「次、どこ行こう?」となりやすい街でした。しかも郊外へ出る公共交通は分かりやすいとは言いづらく、個人で行こうとするとレンタカー前提になりがちです。
それで、ソフィアに4日以上滞在するなら、近郊の日帰り旅はかなりおすすめ。中でもいちばん“外さない”のが、南側のリラ山地エリアです。

私が選んだのは「セルフガイド」タイプの1日ツアー

私が利用したのは、ガイドさんが同じバスで移動して最低限の案内だけしてくれて、現地では基本自由行動になるタイプ。
「細かい説明より、景色を見ながら自分のペースで歩きたい」人にちょうどよかったです。

ツアー自体はKlookで予約しました。
セブン・リラ湖+リラ修道院のセットだけでなく、どちらか片方だけ、別の近郊と組み合わせ…など選択肢もいろいろありますが、それでも王道はやっぱりこの2つセットだと思います。

ちなみに、ブルガリアは日本人旅行者がかなり少ない印象で、同じツアーの参加者もほぼ他国の方でした。しかもガイドさんの案内も英語が基本です(私は「英語アナウンス+自由行動」くらいなら問題なく回れました)。

集合場所・出発時間(前夜確認は必須)

まず、集合は朝7:00ごろ、アレクサンドル・ネフスキー大聖堂の裏手あたりでした。セ르ディカ(Serdika)駅から徒歩で約10分くらい。
ただし、当日の天候・道路事情・ツアー会社の運用で、集合場所や訪問順が変わる可能性があるそうです。

なので前日の夜は必ず、予約ページ(メッセージ/メール)を確認するのが安心です。

当日の流れ(私の回り方)

私のときは、こんな順番でした。

  • ソフィア出発
  • セブン・リラ湖(自由時間 約6時間)
  • バスで山の反対側へ移動
  • リラ修道院(滞在 約1〜1.5時間)
  • ソフィア帰着(合計でだいたい13時間)

ポイントは「湖→修道院」後半の移動が想像より長いこと。山の反対側へ回り込むので、体感でもけっこう走ります。

セブン・リラ湖:ケーブルカー移動と、自由時間6時間の使い方

まず湖エリアは、到着してから自由時間が約6時間ありました。
ただし、日によって自由時間が変わることがあるので、到着後にガイドさんの説明をちゃんと聞いてから歩き始めるのが大事です。

ケーブルカー(リフト)は別料金・現金オンリーの日も

最初に、ケーブルカーで標高の高い場所まで一気に上がります。

  • 私が行った時の往復料金:30レフ
  • チケット:紙カード1枚で往復
  • 支払い:現金のみでした
セブン・リラ湖方面のチェアリフトから見下ろす針葉樹の森と山並み(左)と、リラ湖チェアリフトの上駅周辺の景色(右)

乗車時間は20〜25分くらい。これ、地味に長いです。
だからケーブルカー無しで歩いて上がるのは、現実的には相当ハードだと思います(装備が本気の登山チームも1組だけ見かけました)。

上の駅:売店とトイレあり(トイレは有料)

ケーブルカーを降りたところに、小さな売店とトイレがある建物がありました。
トイレは有料で、こちらも現金が必要でした。

7つの湖を全部回る? どこまで行く?(難易度の目安)

自由時間が6時間あるとはいえ、「7つ全部コンプリート」はしっかり歩く前提になります。
途中で道が分岐するポイントがあり、さらに奥へ入ると「涙(Сълзата)」「目(Окото)」の方面へ向かうルートになります。

  • ほどよいハイキングで満足したい:分岐の奥まで行かず、無理せず戻るのも全然アリ
  • 体力に自信があって、絶景を狙う:奥まで行くと“絵になる湖”に出会える

実際、軽装の人(スリッパ)もいれば、子ども連れの方、妊婦さんらしき方もいて、全体的に「自分のペースで調整しやすい」雰囲気ではありました。

迷いやすいポイント:岩のマークを見落とさない

一方、歩いていると「この道で合ってる…?」となる場所がちょこちょこ出てきます。
登山道の途中の岩に、ルートマーク(色つきの標識)があるので、それを目印に進むのがコツでした。

7つの湖の名前と特徴(ざっくり把握しておくと楽)

ちなみにここは、歩きながら「今どの湖?」が分かると楽しさが上がります。

Сълзата(Salzata/涙 The Tear)
・いちばん高い場所(約2,535m)
・水が澄んでいて底が見えるくらい透明

Окото(Okoto/目 The Eye)
・いちばん深い(約37.5m)
・丸っこい形で、反射がきれい。写真映えポイント

Бъбрека(Babreka/腎臓 The Kidney)
・腎臓みたいな形
・この周辺は斜面が急で、景色がドラマチック

セブン・リラ湖の「バブレカ(腎臓の湖)」の湖畔風景。青い湖面と岩山を背景に、休憩するハイカーと案内板が見える。

Близнака(Bliznaka/双子 The Twin)
・面積がいちばん大きい湖
・広くて、ここに来ると一気に“高原感”が出ます

セブン・リラ湖の「ブリズナカ(双子の湖)」を高台から見下ろした景色。曇り空の下、岩山に囲まれた湖面が広がる。

Трилистника(Trilistnika/三つ葉 The Trefoil)
・三つ葉っぽい形
・浅めで、草原とのバランスがやさしい雰囲気

セブン・リラ湖の「トリリストニカ(三つ葉の湖)」の湖畔。青空が映る静かな湖と草原、岩場のそばで休む登山者が見える。

Рибното езеро(Ribnoto ezero/魚 The Fish Lake)
・いちばん浅い
・山小屋(Rila Lakes Hut)周辺で休憩しやすいエリア

セブン・リラ湖の「リブノト・エゼロ(魚の湖)」の湖畔。浅い水面と石だらけの岸、奥に山小屋が見える風景。

Долното езеро(Dolnoto ezero/下流 The Lower Lake)
・いちばん低い場所
・他の湖の水が集まって流れ出す“スタート地点”みたいな湖

セブン・リラ湖の「ドゥルノト・エゼロ(下流の湖)」を見下ろした風景。青い湖面と周囲の山並み、岩場が広がる。

リラ修道院:服装ルールと、現地のちょい困りポイント

ハイキングを終えてバスへ戻ったら、次は山の反対側にあるリラ修道院へ。
滞在時間は1〜1.5時間くらいだったと思います(写真を撮って、さらっと見て回るとちょうどいい)。

リラ修道院はカトリックでもプロテスタントでもなく、東方正教会の修道院です。
そのため、教会に入る際は服装のルールがあります。

  • 肩が出る服は避ける(ノースリーブ等)
  • スカート/パンツは膝が隠れる丈が安心
  • 透け感の強い服、短すぎる服はNG
リラ修道院の写真4枚コラージュ。入口のフレスコ画アーチ、教会のドーム、回廊の中庭、山に囲まれた石畳の参道の風景。

トイレは有料。しかも“小銭”が鍵

修道院のトイレも有料でした。
入口にコインを入れる機械があるタイプで、紙幣しかないと詰みます。

私は現地のショップで両替しようとしたのですが、あまり歓迎されない空気があったので…。
そのため、最初から小銭を用意しておくのがいちばんラクです。

ちょっとした売店と、軽食の場所

修道院の裏手に小さな売店があり、伝統パンや飲み物が買えました。
コーヒーは自販機タイプだったので、期待しすぎず「水分補給できればOK」くらいの気持ちで。

食事事情:ツアー中は基本、レストランに寄りません

この日、約13時間の行程でしたが、まともに食事できる場所はほぼありませんでした。

  • セブン・リラ湖:ケーブルカー周辺の売店
  • リラ修道院:裏手の軽食・カフェ的な場所
セブン・リラ湖のケーブルカー上駅にある売店(左)と、リラ修道院の裏手にある売店のメニュー看板(右)。

そのため、出発前にサンドイッチやプロテインバーなどを用意しておくのがおすすめです。
山は天気が変わりやすいので、飲み物も多めが安心でした。

持ち物と注意点(体験ベースで「これがあると助かる」)

  • 現金(ケーブルカー/トイレ/軽食用)
  • 歩きやすい靴(スニーカーでもOKだけど、底がしっかりしたもの)
  • 羽織れる上着(バス移動+高地で体感が変わる)
  • 雨具(小さめの折りたたみで十分)
  • 軽食(時間が長いので必須)
  • スマホの電池(写真が増える。モバイルバッテリーがあると安心)

そしてもう一つ大事なのが、前夜の予約確認。
集合場所や順番が変わることがあるので、ここだけは本当に“習慣化”した方がいいと思いました。

まとめ|ソフィアに数日いるなら、近郊日帰りで「景色の強さ」を足すのが正解

ソフィアはコンパクトで動きやすい一方、長めに滞在すると「もう少し自然が見たい」と感じやすい街でもあります。
そんなとき、セブン・リラ湖の高地ハイキングと、リラ修道院の荘厳な空気を1日でセットにできるこのルートは、満足度がかなり高かったです。

英語ガイドでも、セルフガイド形式なら気負わず参加できますし、なにより「他国の旅人と一緒に移動できる安心感」がありました。
ソフィアで4日以上滞在するなら、ぜひ候補に入れてみてください。