皆さんは、日本と韓国の間を移動する際、どこの航空会社を利用しますか? 日系のJALやANA、あるいは大韓航空やアシアナ航空、LCCなどが一般的ですよね。
しかし、私は2025年12月上旬、あえて「エチオピア航空」を利用しました。 アフリカの翼と呼ばれるこの航空会社で、2泊3日のソウル旅行へ行ってきたのです。
「えっ、隣の韓国に行くのにアフリカの航空会社?」と驚かれるかもしれません。 実はエチオピア航空は、本拠地アディスアベバから成田へ向かう際、途中で仁川(インチョン)空港を経由します。 そのため、この「成田ー仁川」の区間だけでも乗客を乗せることができるのです(以遠権フライトといいます)。
【飛行機の謎】格安で大満足!旅好きが注目する「以遠権」の魅力
今回は、意外と知られていないエチオピア航空でのソウル往復搭乗記をシェアします。 コスパ最強の航空券価格や、気になる機内食、そして予期せぬ発見についてもお話ししますね。
航空券の価格と手荷物ルールが優秀
まず、このフライトを選んだ最大の理由はコストパフォーマンスです。
出発の約1週間前に急遽発券したのですが、価格は往復で約34,000円でした。 直前の予約にしては、かなりお得に購入できたと感じています。
受託手荷物は2個まで無料!
さらに、他の航空会社と大きく違うメリットがあります。 それは、エコノミークラスでも受託手荷物(預け荷物)が2個まで無料という点です。
通常、LCCでは荷物は有料です。 FSC(フルサービスキャリア)でも、無料預け入れは1個までの場合が多いですよね。 もし韓国で服やコスメ、食料品などを爆買いする予定ならどうでしょうか。 エチオピア航空は、間違いなく最強の選択肢になるはずです。
【往路】成田から仁川へ(ET673便)
往路は、成田空港第1ターミナル南ウイング(1S)を20:30に出発します。 そして、仁川空港第1ターミナルには23:00に到着するスケジュールです。
チェックインと搭乗ゲートでの出来事
私は出発の2時間前、18:30頃に成田空港へ到着しました。 今回の旅は2泊3日と短い日程です。 そのためスーツケースは持たず、ショルダーバッグ一つだけの身軽なスタイルにしました。

そのため、チェックインカウンターには寄らず、モバイル搭乗券を使ってそのまま保安検査場を通過しました。 制限エリアに入ると、ANAのA380(フライングホヌ)が見えました。 これからハワイへ向かう準備をしているのでしょうか。 ウミガメの塗装が可愛いですね。 私はまだA380やB747のような2階建て飛行機に乗ったことがないので、いつか乗ってみたいものです。

さて、搭乗時間が近づいた頃、ゲートのアナウンスで私の名前が呼び出されました。少しドキッとしました。 どうやらカウンターに寄らずに入ったため、紙の搭乗券を発券する必要があったようです。 パスポートを提示すると、その場で紙のチケットを受け取ることができました。
スターアライアンス・シルバーでも優先搭乗?
いよいよ搭乗開始です。 ここで驚きの発見がありました。 なんと、エチオピア航空ではスターアライアンス・シルバー会員でも優先搭乗が可能だったのです。
通常、スターアライアンス加盟航空会社では、優先搭乗はゴールド会員からの場合がほとんどです。 私は以前、ターキッシュエアラインズで「6大陸周遊チャレンジ」を達成しました。 そのおかげで、現在はシルバー会員の資格を持っています。
しかし、シルバーで優先搭乗ができるとは知らず、今回はステータスを紐付けていませんでした。 もし知っていれば、もっと早く機内に入れたのに…と少し後悔しました。 シルバー会員の方は、ぜひ事前に紐付けをお忘れなく!

機内の様子と不思議な航路
今回搭乗した機材は B787-8 です。 窓の日よけ(シェード)がなく、ボタン操作で窓の色を変えて光を調節する最新鋭の機体ですね。

定刻通りにプッシュバックが始まり、離陸しました。 私はいつも機内のモニターでフライトマップ(エアショー)を見ているのですが、今回は少し変わった動きをしていました。 離陸後、成田空港の上空をぐるっと一周旋回してから、西へ向かい始めたのです。 以前乗った時はすぐに旋回して向かっていた気がするので、管制の指示だったのかもしれませんね。

往路の機内食:ポークを選択
お待ちかねの機内食の時間です。 今回はポーク(豚肉)のメニューをお願いしました。
- お米: 長粒米(ジャスミンライスのようなパラパラしたお米)
- 味付け: 少し薄味
正直なところ、「すごく美味しい!」と絶賛するほどではありませんでした。 しかし、エチオピア航空はFSCなのでアルコールも無料です。 一緒に頂いた赤ワインは香りが良く、とても美味しかったです。

仁川空港到着と深夜の移動
仁川空港には定刻の23:00頃に到着しました。 預け荷物がなかったので移動はスムーズでした。 しかし、入国審査を終えて到着ロビーに出たのは23:20を過ぎていました。
この時間になると、ソウル市内へ向かう直通列車は終了しています。 空港鉄道(A’REX)の一般列車も、終電間近という時間帯です。 また、通常のリムジンバスも運行が終わっています。
そこで、私は深夜バスを利用することにしました。 今回の宿は蚕室(チャムシル)エリアに取っていたため、N6703番のバスに乗車。 深夜到着便を利用する場合は、事前に深夜バスのルートや時刻表を確認しておくことを強くおすすめします。

【復路】仁川から成田へ(ET672便)
復路はET672便を利用しました。 仁川空港第1ターミナルを16:50に出発し、成田空港に19:20に到着します。
ラウンジホッピングと再度の呼び出し
復路では少し早めに、14:20頃空港に到着しました。 目的は、プライオリティパス(PPカード)で利用できるラウンジの比較です。

仁川空港第1ターミナルには「マチナ(Matina)ラウンジ」と「スカイハブ(Sky Hub)ラウンジ」があります。 チェックインカウンターには寄らず、モバイル搭乗券で制限エリアに入り(14:30頃)、両方のラウンジを体験してきました。 韓国のラウンジは食事が本当に充実していますよね。 このラウンジ比較や、仮眠ができる「ナップゾーン」については、また別の記事で詳しくまとめたいと思います。
搭乗ゲートに行くと、往路と同じくまた名前を呼ばれました。 やはりモバイル搭乗券で直接入った場合は、ゲートでの本人確認と紙チケットの発券が必須の手順のようです。
復路の機内食:キュウリと魚に注意?
帰りの飛行機も、往路と同じタイプの機材でした。 しかし、機内食に関しては個人的に少し残念な点がありました。
まず、サイドメニューのサラダです。 キュウリが山盛りに入っていました…。 実は私、キュウリが大の苦手なんです。 ターキッシュエアラインズでもよく遭遇しましたが、海外の機内食サラダはキュウリ率が高い気がします(涙)。
そして、メインディッシュはフィッシュ(魚料理)を選びました。 ドリンクは白ワインです。 ところが、この魚料理、味がほとんどしませんでした。 塩気も旨味も薄く、残念ながら完食するのが難しかったです。
あくまで個人の感想ですが、エチオピア航空のエコノミークラスでは、魚料理以外を選ぶのが無難かもしれません。 今まで食べた機内食の中で、一番印象に残らない味でした…。

まとめ
エチオピア航空でのソウル往復は、機内食の当たり外れこそありましたが、コストパフォーマンスは最高でした。 特に荷物が多い方や、少し変わった航空会社に乗ってみたい方にはとてもおすすめです。 スターアライアンス・シルバー会員の方は、優先搭乗のメリットもお忘れなく!
よくある質問 (FAQ)
Q1. 日本語は通じますか?
A1. 基本的に客室乗務員の方は外国の方なので、英語でのコミュニケーションになります。ただ、機内アナウンスの一部は録음された日本語が流れることもあります。 食事も「チキン or ビーフ?」程度の単語で通じるので、心配はいりません。
Q2. モバイル搭乗券だけで搭乗できますか?
A2. 制限エリアへの入場は可能です。 ですが私の経験上、搭乗ゲートで呼び出されて紙の搭乗券を発券されるケースが多いです。名前を呼ばれるのが不安な方は、最初からチェックインカウンターに寄るのが安心です。
Q3. 機内エンターテイメントで日本の映画は見れますか?
A3. 日本映画のラインナップは少なめです。フライト時間も成田〜仁川間は2時間半程度と短いので、スマホに動画を保存しておくか、食事を楽しんで少し仮眠をとるくらいで丁度よいかもしれません。


