昨年の夏、ターキッシュエアラインズが実施していた「6大陸チャレンジ」を見事達成し、なんと100万マイルを獲得することができました!今回はそのマイルを活用して、ソウル・金浦空港から東京・羽田空港へと帰国するためのビジネスクラス航空券を発券し、実際に搭乗してきました。
本当は同じターキッシュエアラインズのマイルを使ってANAのビジネスクラスに乗りたかったのですが、同じアライアンス(航空連合)であっても全てが発券できるわけではないんですよね。これについては、なぜなのか別の記事で詳しくまとめていますので、ぜひそちらもご覧ください。
今回私が搭乗したのは、アシアナ航空(OZ1045便)。金浦空港を15:45に出発し、羽田空港に17:50に到着するフライトです。
スムーズすぎる金浦空港のチェックインと出国審査
午後1時20分頃、ソウルの地下鉄9号線に乗って金浦空港の国際線ターミナルに到着しました。アシアナ航空のチェックインカウンターは「A」エリアにあります。
出発の2時間20分前という早めの到着だったこともありますが、この時間帯はアシアナ航空の国際線が少ないのか、ビジネス・エコノミー問わずカウンターに並んでいる人はほとんどいませんでした。おかげで全く待つことなくチェックインが完了!カウンターの左手で自分の預け入れ荷物が無事にX線を通過するのを見届けてから、出国ゲートへと向かいました。
保安検査や出国審査も驚くほどスムーズでした。以前、朝のフライトを利用した際は、日本行きや中国行き、台湾行きなどが集中していて、チェックインから制限エリアに入るまでかなり時間がかかった記憶があります。午後の便は予想以上に快適に出国できるようです。
出国エリアに入ってから、まずは搭乗する飛行機の写真を撮りたかったのですが、現在金浦空港の国際線ターミナル側の駐機場が工事中のため、搭乗ゲート付近から飛行機が見える場所が限られていたのが少し残念でした。
金浦空港のラウンジホッピング(スカイハブラウンジ&アシアナラウンジ)
制限エリア内には、カフェ(スターバックスやパスクッチ)やレストランのほか、プライオリティ・パス(PPカード)で入場できる「スカイハブラウンジ」があります。私は今回ビジネスクラス利用なので航空会社のラウンジに入れますが、せっかくなので比較のために、まずはスカイハブラウンジへ寄ってみました。
- スカイハブラウンジ: 韓国の「プルムウォン」という食品会社が運営しているため、食事が美味しいと評判です。ただ、仁川空港のスカイハブラウンジと比べると、少し規模や内容が劣るかなという印象を受けました。(こちらの詳しいレビューはまた別の記事でご紹介しますね!)
その後、本命のアシアナ航空ビジネスラウンジへ。場所は34番ゲートの向かい側にある小さな階段、またはエレベーターで一つ上の階に上がったところにあり、大韓航空のラウンジと隣接しています。現在はまだアシアナ航空がスターアライアンスに加盟しているため、ANAのビジネスクラス搭乗客も利用できるそうです。今年の12月に大韓航空へ吸収合併される予定なので、今後ANAの乗客がどのラウンジを使えるようになるのか気になるところですね。

アシアナビジネスラウンジの様子
ラウンジ内は、ビジネスクラス専用らしく「静寂」という言葉がぴったりな落ち着いた空間でした。
- 座席: ふかふかの1人掛けソファがメインで、窓際はお仕事がしやすいPC作業向けのバーテーブルになっています。日韓路線はビジネス客や出張客が多いと聞きますが、確かにPCを開いてお仕事をされている方がたくさんいらっしゃいました。
- 景色: 搭乗ゲートより1階高い位置にあるため、下からは見えなかった飛行機たちをしっかり眺めることができました。
- 食事&ドリンク: お食事の種類は、航空会社ラウンジとしては少し物足りない印象でした。不思議だったのが「チャーハン」です。先ほど立ち寄ったスカイハブラウンジにあったものと見た目も味も全く同じ!おそらくスカイハブラウンジを運営している食品会社から同じものを仕入れているのだと思います。
- アルコール: お酒の種類は豊富で、ワイン、シャンパンのほか、ウイスキーは3種類も用意されていました。コーヒーマシンもあり、美味しいアメリカーノやラテも楽しめます。

いよいよ搭乗!A330の座席「1A」をレビュー
搭乗開始は15:15からでしたが、「一番に搭乗したい!」と思い、15:00にはラウンジを出て34番ゲートに並びました。一人でポツンと並んでいると、アシアナのスタッフさんが「まだ少し時間があるので座ってお待ちくださいね」と声をかけてくださったのですが、「一番に乗りたいんです」とお伝えしたら、笑顔で快諾してくださいました。
定刻の15:15に搭乗がスタート。駐機場の工事の影響で、ゲートから飛行機のドアまで100メートルくらい歩いた気がします。

座席設備とライフラットシートの寝心地
今回搭乗した機材は、通路が2本あるワイドボディ機のエアバスA330です。ワイドボディとはいえ、欧米の長距離路線を飛ぶような超大型機ではなく、日本や中国、遠くても東南アジア周辺までを運航する中型機クラスの機材となります。
- 座席配列: 2-2-2のレイアウト。
- シートの傾斜: 少し古い機材ということもあり、座席は180度完全に水平になるフルフラットではなく、少し角度がついた状態で横になるライフラットシートです。

そして今回私が指定したのは、なんと「1A」!LCCも含め、飛行機の最前列1Aに座るのはこれが初めての経験です。
1Aという特別な席ゆえの気づきもありました。足元が壁になっているため、座席周りに手荷物を収納するスペースがほとんどありません。(2列目以降の座席は収納スペースにゆとりがあるそうです)。 片方のひじ掛けにはUSBポート、電源コンセント、ヘッドホンジャックがあり、反対側のひじ掛けにモニター用のリモコンが収納されています。電源がある側のひじ掛けを開けると、ほんの少しだけ小物を入れられるスペースがありました。 テーブルの大きさは、エコノミーよりは一回り大きいものの、ビジネスとしては少し小ぶりな印象です。ただ、隣の座席との間にパーテーションを引き出すことができるので、最低限のプライバシーはしっかり保たれる構造になっていました。
また、1Aの座席はモニターが前の壁に設置されているため少し距離があり、旧型機材だからか画面サイズもあまり大きくありませんでした。私は飛行機に乗る時はいつも映画などは見ず「エアショー(フライトマップ)」ばかり眺めているのですが、窓からの日差しが強い時は少し画面が見えづらいこともありました。
そして機内Wi-Fiについてですが、今回は旧型機材のため対応していませんでした。(アシアナ航空でも、長距離用の新しい機材であるA350などにはWi-Fiが導入されているんですけどね。)
ただ、今年の後半からは大韓航空の系列会社(大韓航空、アシアナ航空、ジンエアー、エアプサン、エアソウル)のすべてに「スターリンク(Starlink)」が導入される予定とのこと!おそらく今年の後半以降は、フライト中も高速Wi-Fiが使えるようになりそうなので、今後の空の旅がさらに楽しみです。
機内のアメニティとお手洗い事情
今回は日本〜韓国の短距離路線ということもあり、提供されるアメニティはとてもシンプルです。座席にはあらかじめ、機内で足を休めるためのスリッパと、エンターテインメント用のヘッドホンが用意されていました。短時間のフライトなら、これだけあれば十分にリラックスできますね。
また、機内のお手洗いはコックピットのすぐ後ろにあるスペースを利用します。 お手洗いの中の広さや内装自体は、エコノミークラスとそこまで大きな違いはないかな?という印象でした。ですが、そこはやはりビジネスクラス!洗面台にはアメニティとして、使い捨ての歯ブラシと歯磨き粉のセットがきちんと用意されていました。機内食のあとや、到着の前にサッと歯磨きをしてリフレッシュできるちょっとした心遣いは、やっぱり嬉しいポイントです。

機内食とフライト中の過ごし方
搭乗後、出発前のウェルカムドリンクのサービスはありませんでした。実は今年1月に乗った仁川〜ローマ線のアシアナ・ビジネスクラスでも提供がなかったんですよね。昔は長距離でも短距離でもウェルカムドリンクがあったと聞くので、この点は少しだけ残念でした。
搭乗は出発時刻の10分前には完了し、定刻通りに出発しました。
離陸後、シートベルトサインが消えるとすぐに機内食のサービスが始まります。その前にCAさんが温かいホットタオルを配ってくれました。(今年1月に乗った仁川〜ローマ線のアシアナ・ビジネスではホットタオルの提供がなかったので、路線や時期によって違うのかもしれません。)
機内食は2種類から選べたので、私は洋食をチョイス。メインは鶏むね肉のお料理で、赤ワインと一緒にいただきました。これが、1月に乗った長距離路線のステーキよりも美味しくて大満足!食後のデザートには、フルーツ3切れと香り高いアールグレイティーをいただきました。
周囲を見渡して面白かったのは、短距離路線かつ中途半端な時間帯のフライトだったせいか、食事をとらずにずっと眠っていらっしゃる方が多かったことです。 また、提供されたカトラリー(食器類)になんと大韓航空のロゴが入っていたのには驚きました。12月に統合されるとはいえ、こんなに早くロゴが切り替わっているとは思いませんでした。

ライフラットでも快適?
食後は私も座席を限界まで倒してくつろいでみました。180度のフルフラットではないものの、想像以上にすごく快適でした!以前は「完全に平らにならないと不快なのでは?」と思い込んでいたのですが、実際に体験してみると全くそんなことはありません。
ただ、古いタイプの座席なので高身長の方には少し窮屈かもしれません。私の隣の席に座っていた方は身長185cmくらいありそうだったのですが、足を伸ばすと座席の長さをはみ出してしまい、前の壁に足がつかえてしまうような体勢で眠っていらっしゃいました。
あっという間に羽田空港に到着
午後5時30分頃、風もなくとてもスムーズに羽田空港に着陸しました。アシアナ航空は羽田空港の第3ターミナルに到着するため、ANAやJALだけでなく、様々な海外の航空会社の機体を見ることができてテンションが上がります。
1Aの座席に座っていた恩恵で、到着後に飛行機のドアが開く瞬間を目の前で見ることができました!これも初めての経験です。ドアオープンは午後5時40分頃でした。
この時間帯の羽田第3ターミナルはそれほど混雑しておらず、入国審査も全く列に並ぶことなく一瞬で通過できました。預け入れ荷物もビジネスクラスのプライオリティタグのおかげですぐに出てきます。荷物を受け取り、到着ロビーに出たのは、なんと午後6時3分。到着からわずか20分ちょっとという驚異的なスピードでした。

まとめ
ターキッシュエアラインズのマイルを利用した、アシアナ航空(OZ1045便)金浦〜羽田路線のビジネスクラス搭乗記をお届けしました。 金浦空港の午後のチェックインは非常に空いており、出発前からストレスフリー。ラウンジのお食事は少し控えめでしたが、お酒の種類は充実していました。A330の座席は180度水平にならないライフラットシートだったものの、短距離路線としては十分すぎるほど快適で、美味しい洋食の機内食と相まってとても優雅な空の旅を楽しむことができました。大韓航空との統合前にアシアナ航空のサービスを体験できてよかったです!
よくある質問 (FAQ)
Q1. アシアナ航空の金浦空港ビジネスラウンジは誰が利用できますか?
A. アシアナ航空のビジネスクラス搭乗客のほか、スターアライアンス加盟航空会社(ANAなど)のビジネスクラス搭乗客、およびスターアライアンス・ゴールドメンバーの方がご利用いただけます。
Q2. アシアナ航空A330のビジネスクラス座席はフルフラットになりますか?
A. いいえ、今回搭乗したA330の座席は180度完全に水平になるフルフラットではなく、少し角度がついた状態で横になるライフラットシートです。しかし、実際に寝てみると十分に快適に過ごすことができました。
Q3. 金浦空港のチェックインや保安検査は混雑しますか?
A. フライトの時間帯によって大きく異なります。朝の出発便が集中する時間帯は混雑しやすいですが、今回私が利用した午後(13時半頃)は全く混んでおらず、待ち時間ゼロでスムーズに制限エリアに入ることができました。


