2025年の9月末〜10月初めにかけて、シドニーに旅行に行ってきました。
オーストラリアに観光で入国するには、事前に「観光ビザ」にあたる電子渡航認証(ETA)の取得が必要です。
アメリカ旅行の ESTA に似ていますが、オーストラリアの ETA は
パソコンからではなく「Australian ETA」という公式スマホアプリからのみ申請ができます。
この記事では、私が実際に Australian ETA アプリを使って申請した流れを、スクショ代わりに言葉で細かくまとめておきます。
これからシドニーやメルボルン、ケアンズなどに行く予定の方は、出発前の準備としてぜひ参考にしてみてくださいね。
オーストラリア ETA とは?日本のパスポートで必要なビザの基本
日本のパスポートで観光や短期の出張でオーストラリアへ行く場合、多くのケースで ETA(Electronic Travel Authority/サブクラス601)の取得が必要になります。
ポイントを整理すると、こんなイメージです。
- 対象:観光・知人訪問・短期のビジネス目的など
- 滞在期間:1回の入国につき最長3か月まで滞在可能
- 有効期間:ETA が発給された日から12か月間有効
(有効期間内は何度でも出入国が可能) - 申請方法:公式アプリ「Australian ETA」からのみ申請
- 手数料:アプリ利用料として 20豪ドル(サービスチャージ)
私が初めてオーストラリアに行った数年前は、空港に着いてからウェブサイトでサッと申請して、その場でビザ許可が出るくらい気軽なイメージでした。
今はアプリ限定・有料(20AUD)になったぶん、出発の数日前には必ず申請しておくのがおすすめです。
ビザの条件や料金は変更になることがあるので、最新情報は必ず公式情報で確認してください。
詳細や最新の条件はオーストラリア政府公式サイトもあわせて確認してください。
申請前に準備しておくもの
Australian ETA アプリで申請する前に、最低限これだけは用意しておきます。
- 有効期限が「入国予定日から6か月以上」残っているパスポート
- クレジットカード(または Apple Pay/Google Pay に登録したカード)
- ネット接続できるスマートフォン
- 連絡用のメールアドレス
- 日本での住所(英語表記で入力)
特別な書類をアップロードする必要はなく、基本的にはスマホだけで完結します。
ただし途中でパスポートを読み取ったり、自撮り写真を撮ったりするので、落ち着いて作業できる場所で進めるのがおすすめです。
Australian ETA アプリのダウンロードと初期設定
まずはアプリストアで「Australian ETA」と検索して、公式アプリをダウンロードします。
(App Store/Google Play どちらからでも大丈夫です)

画像出典:Australian ETAアプリ
- アプリを起動
- 最初の画面で「どの国のパスポートが ETA 対象か」の一覧が表示される
- 利用規約や説明を読みながら画面を進める
- アプリ用のパスワードを設定
ここまでは、案内に沿ってボタンを押していくだけで大丈夫です。
その後、次のような質問が出てきます。
- 「Are you a travel agent?(旅行会社のスタッフですか?)」
→ 私は個人旅行なので「No」を選択。
そのあと「New ETA」という項目を選ぶと、いよいよ ETA 申請の本番に入ります。
パスポートの読み取り:写真ページとICチップの2ステップ
ETA 申請の最初の山場が「パスポート読み取り」です。ここは2段階に分かれています。
1. パスポート写真ページのスキャン
- 顔写真とパスポート番号が書かれたページを、スマホカメラで撮影
- 反射や影が強いとエラーが出やすいので、明るい場所で撮る
- 指で文字を隠してしまわないように注意
私は最初、机の上で撮ったらライトの反射で何度かやり直しになったので、立って角度を変えながら撮り直したらすんなり読み取ってくれました。

画像出典:Australian ETAアプリ
2. ICチップ(NFC)の読み取り
次に、パスポートカバーの中に入っている IC チップとスマホの NFC を使って、情報を読み取ります。
- パスポートカバーからパスポート本体を出しておく
- スマホの背面とパスポートを密着させる
- カバー付きスマホの場合、ケースを外した方がスムーズなことも
少し位置がズレると「読み取れません」と表示されるので、スマホを少しずつ動かしながら「ピッ」と反応する場所を探します。
ここが一番地味に時間がかかりましたが、落ち着いてトライすれば必ず通過できます。

画像出典:Australian ETAアプリ
個人情報の確認と顔写真の撮影
パスポートの読み取りが終わると、自動的に名前や生年月日などの情報が表示されます。
- パスポートと同じスペルになっているか
- 生年月日・性別に間違いがないか
をチェックして、問題なければ次へ進みます。
そのあと、アプリ上で顔写真を撮影するステップがあります。
- 顔全体がしっかり入るようにスマホをセット
- 画面上のガイドラインに顔を合わせる
- 角度を変える指示が出ることもあるので、その通りに動く
一度きりの「証明写真」ではなく、アプリの指示に合わせて何パターンか撮らされる感覚でした。
ノーメイクでも大丈夫ですが、空港と同じく「サングラスや帽子」は外しておいた方が安心です。

画像出典:Australian ETAアプリ
プロフィール入力:住所・電話番号・メール認証
次に、プロフィール情報を入力する画面に進みます。ここでは次のような内容を聞かれました。
- すでに ETA や他のビザを持っているかどうか
- 出生国
- 過去に別の名前で ETA を申請したことがあるか
(Is the applicant currently or has the applicant ever been known by any other name?) - 日本での住所(英語表記)
- 日本の携帯電話番号
- メールアドレス
住所は日本語ではなくローマ字で入力します。
例)東京都渋谷区 → Shibuya-ku, Tokyo など
メールアドレスを入力したら、「Verify email」をタップすると、6桁の認証コードがメールで届きます。
そのコードをアプリに入力して認証が完了したら、「Confirm and save profile」を押してプロフィール登録は終了です。
渡航目的や滞在先・宣誓事項などの質問
プロフィール登録のあとも、いくつか重要な質問に答えていきます。
主な内容はこんな感じでした。
- 渡航目的は観光か、それともビジネスか
- 申請者本人が入力しているかどうかの確認
- 現在いる国/ETA 申請のタイプと渡航先
- 「ビザが無効な状態で入国した場合は退去させられることがある」という注意文への同意(Declaration)
- 犯罪歴の有無(Criminal convictions)
- ドメスティックバイオレンスなどに関する質問(Domestic violence)
ここはすべて正直に回答する必要があります。
もし「Yes」に該当する項目があれば、その場で ETA が出ずに追加の審査に回るケースもあるようです。
オーストラリア滞在中の住所について
さらに、オーストラリアでの滞在先住所を入力する欄もあります。
- すでにホテルやホステルを予約している場合
→ 予約している宿泊先の住所を入力 - まだ予約していない場合
→ 「まだ予約していない」旨の選択肢・コメント欄があるので、英語で「Not booked yet」などと記入
私は旅行のスケジュールが固まっていたので、シドニーで泊まるホテルの住所を書きました。
まだ具体的に決まっていない方は、アプリの案内に沿って「未定」で進めれば大丈夫です。
支払い方法と ETA 申請後の流れ
すべての質問に回答して入力内容の確認を済ませると、最後に支払い画面に進みます。
- クレジットカード番号を直接入力する
- もしくは Apple Pay で支払う
私は iPhone を使っているので、Apple Pay を選択しました。
すでに登録しているカードがそのまま使えるので、指一本で支払いまで完了して正直とてもラクでした。
料金は、アプリのサービスチャージとして 20豪ドル。
以前はオーストラリアの観光ビザが無料だった時代もあったので、少し残念な気持ちはありつつ…
「トラブルなく入国するための保険料」と思って割り切っています。
結果が届くまでの時間(私のケース)
アプリ上では「通常12時間以内に結果が通知される」といった案内がありました。
- 私の場合:申請から約3時間後に ETA 許可メールが到着
- 友人の話やネット上の体験談:10分〜1時間以内に来るケースも多い
- 追加審査になった人:数日かかったという例もあり
そのため、出発前日ギリギリではなく、余裕を持って1週間くらい前には申請しておくと安心だと感じました。
ETA が承認されると、メールとアプリの両方でステータスを確認できます。
紙のビザラベルが貼られるわけではなく、パスポート情報と電子的に紐づいているかたちです。
結果がなかなか来ないときにチェックしたいポイント
もし「数時間経ってもメールが来ない…」という場合は、次の点を確認してみてください。
- メールアドレスの入力ミスがなかったか
- 迷惑メールフォルダに入っていないか
- アプリの通知設定がオフになっていないか
- アプリ内のステータス画面で「Pending」のままになっていないか
それでも不安な場合は、フライト当日ギリギリまで放置せず、
余裕を持って最新情報を確認するのがおすすめです。
まとめ:オーストラリア旅行前に ETA だけは早めに準備を
最後に、この記事の内容を簡単にまとめます。
- 日本のパスポートで観光・短期出張でオーストラリアに行く場合、ETA(電子渡航認証)が基本的に必要
- ETA は発給日から12か月有効で、その間は何度でも出入国でき、1回の滞在は最長3か月まで
- 申請は「Australian ETA」アプリからのみ可能で、サービスチャージとして20豪ドルがかかる
- 準備するものは、有効期限6か月以上のパスポート・クレジットカード・スマホ・メールアドレス・英語表記の住所
- パスポートのスキャンと IC チップ読み取り、顔写真撮影、住所や連絡先、犯罪歴に関する質問に回答していけば OK
- 宿泊先が未定でも、アプリの指示に沿って「未定」と記入して申請できる
- 私の場合は申請から約3時間で許可メールが届いたが、余裕を見て出発の数日前〜1週間前には申請しておくと安心
オーストラリア旅行は、入国手続きさえクリアしてしまえば、あとは自然も都会もグルメも楽しみ放題です。
これからシドニーやメルボルン行きを考えている方は、航空券やホテルの予約と同じくらい、「Australian ETA アプリでの申請」も早めに済ませておいてくださいね。


